LINEでは、様々な事業やサービスを展開するにあたり、「Build Lean and Exceptional Teams」(最高を目指す、少数精鋭のチーム)を掲げ、採用を強化しています。

その中でも、特にピンポイントでこういうスキルや経験、志向や思いを持った人にジョインしてほしいという部署・ポジションについて、”○○さんを募集中”と題し、担当者にその具体像を聞いていきたいと思います。

今回は、今年6月末行われた事業戦略発表会「LINE CONFERENCE」でも発表された、LINEアプリの新しいグループ機能「OpenChat」のマーケティング担当者を絶賛募集中ということで、担当の椙村允詞と松田涼花に話を聞きました。


左から、コンテンツサービス企画チームの松田涼花 、椙村允詞。

――まずはお二人の自己紹介をお願いします(入社経緯、入社してからOpenChatにジョインするまで)。

椙村:ウェブ広告代理店、IT企業を経て、2017年8月にLINEに入社しました。入社当初は「LINE STORE」の企画を担当していました。2018年にマネージャーとなりチームマネジメント業務をしつつ、担当サービスも増えていきました。例えば、「LINEスタンプ」とかスマホアプリでLINEスタンプをつくれるサービス「LINE Creators Studio」とかですね。
2019年1月に長男が誕生したので育休を取って、4月に復帰してからOpenChatも担当することになりました。

松田:私は、2016年4月にLINEに入社した新卒4年目です。最初はアルバイト求人情報サービス「LINEバイト」の企画を担当していました。その後、2017年からはPMとして「LINE Creators Studio」を担当し、2018年からは兼務で「LINE」アプリのマーケティングも担当していました。OpenChatの担当になったのは、2019年4月頃からです。

――OpenChatは具体的にこれまでのグループ機能とどう違うんですか?

松田:まずは、トークルームごとにプロフィール設定が変更できる点です。例えば趣味の友だちのグループでは、普段のLINEアカウントと違うアイコン写真やプロフィール名を使い分けることもできます。

2つ目は、トークルームへの招待がURLやQRコードでできるようになって、LINE上で友だちじゃなくても、グループを案内できるようになりました。グループの公開設定を選べるのも特徴ですね。トークルームの設定として、誰でも入れる、パスワードを知らないと入れない、管理者の承認がないと入れないといった設定ができます。

他にも、トークルームに途中から参加しても過去のやり取りの履歴が見れたり、最小5人から最大5,000人までトークルームの上限メンバーを設定できたり、より便利に使える機能を強化してます。

同じ趣味を持つ人とつながることはもちろんですし、情報収集など日常生活の中でも幅広く使ってもらいたいと思っています。

OpenChat関連の発表は、43:30頃から。

――お二人はこれまでプロダクトを企画するPMのような役割をされてきたと思うのですが、今回のOpenChatではマーケティングの担当としてプロダクトに携わっている。そこについてはどうですか。

椙村:今回の私たちのように、PMキャリアを築いてきたメンバーが単独のプロダクトにマーケティング担当として携わるのは社内でも珍しく、実験的な試みでもあります。私たちのミッションは、いろんなチームがある中で誰よりも日本の市場、実際のユーザーの使用状況を熟知する。そして状況に合わせて、プロダクトを改善していく方向を提案したり、実際にサービスをグロースさせるためのマーケティング戦略を考えて実行していくことです。仕様をガリガリ書くわけではないんですが、ユーザーリサーチをしたり、必要な数値を取りながらマーケティング戦略を考えたり、実際に機能追加のリクエストを出したり、これまでのPMの経験があるからこそできることをどんどんやっていきたいですね。



松田:メンバーとしては他にも、企画・開発を担うチーム、日本のマーケティングをサポートしてくれるチームが韓国にいるのと、実際のオペレーションを担ってくれる運営チームが日本にいます。毎週何度もMTGをしますし、随時韓国とも行き来してプロジェクトを進めていますよ!

――これまでに大変だったことなどはありますか?

松田:それは沢山……(笑)。例えば、OpenChatは先日のLINE CONFERENCEで発表しましたが、発表したユースケースを見つけるまでに、いくつもの調査を行ったりヒアリングをしたりしてきました。どうやったら、みんなに「使いたい!」と思ってもらえるかを真剣に探して、リサーチして、レポートして、リサーチして……。

椙村:あとは、LINEのファミリーサービスとの連携企画を既にいくつか進めているんですが、OpenChatはまだ誰も使ったことがない機能なので、0からつくった企画を実施するまでにいくつものハードルがあって。連携先のニーズを吸い上げながら一つひとつ解決していく、というのも大変ですね。まだどんなサービスとどう連携をするのか、詳しくお話しできないのがむずがゆいんですが(笑)。



――さらにメンバーを増やしたいとのことですが、どんな人を求めているんですか?

椙村:ざっくり言うと、マーケティング施策全体の指針をつくってくれるようなシニアレベルの方と、とにかくいろいろ施策を考えて一緒にどんどん実施と効果検証の繰り返しを回していくプレイヤータイプの方です。

プレイヤータイプもただの作業者では意味がなくて、各施策に対してある程度オーナーシップ持って推進できる人。さらに自分の企画以外でもユーザー調査が得意で、そういう一つの強みからマーケティング施策全体やプロダクト自体にも意見や改善提案していけるような人がいいですね。

松田:特にシニアレベルの方については、あらゆるマーケティング施策を視野に入れ、組み合わせて、サービスを成長に導いてくれる人を求めています。プロダクトの強みを発掘・理解した上で、マーケティング施策を提案して実行できるスキルや経験と持ちつつ、同時に実施したマーケティングの結果からプロダクト領域にも視野を広げて、サービスの改善提案もできる。マーケター×PMのハイブリッドのような人が欲しい(笑)。

椙村:マインドとしては、新しいポジションなので、こういう風に動いたらいいとかいう教科書がないんですよ。なので、自分で道を切り拓いていける人がいいです。

松田:それから、OpenChatは一見趣味でつながるコミュニティサービスのように感じるかもしれないんですけれども、趣味がある人だけが使えばいい機能というのは我々が目指すものじゃなくて、8,100万人を超える日本のLINEの全ユーザーに使ってほしい。だから、マーケティングのチャンスとしてもリスクとしても、幅広いユーザーのことを考えられる人が必要だと思います。



――ちなみに、これからのマーケティング戦略で既に決まっていることなどはあるのでしょうか?

椙村:初期戦略に関しては、ある程度決まっていますね。先ほども触れたファミリーサービスとの連携や大きなOpenChatグループを作るようなプロモーションを実施しつつ、ユーザーがつくる小規模なグループを支援するような試みも企画中、というフェーズです。

松田:実は海外では「LINE SQUARE」という名前で類似の機能が出ていたりするので、そのデータを見たりしつつ、施策の方向性を考えています。ユーザーをトークルームで会話させる、参加させる、招待させる、どのアクティビティを強化するのがいいのか……とか。

椙村:とはいえ、LINE自体もそうだったように、OpenChatの使われ方は、私たちが想像していないようなことも出てくると思っていて、ユーザーの皆さんと一緒に作り上げていく機能にしていきたいと思っています。ですので、初期戦略を実行に移しながら、次の戦略はデータやユーザーの動きを見ながら回していく……ということになりそう。

松田:じゃあどんなデータをとればいいのかな? というところから考えて、データを作っていくところも私たちの仕事なので、とにかくやることが広い(笑)! でも、その分、リリースしてユーザーの動きを見るのがとっても楽しみでもありますね。



――最後に、少しでも興味を持ってくれた方に向けてメッセージを。

松田:OpenChatはLINEのコンセプトの大きな変換点にもなる企画だと思います。その大きな変革にチャレンジしたい! という方がいればぜひ来ていただきたいです!

椙村:機能としても立ち上げ段階ですが、組織としてもまだまだこれからチームを作っていくフェーズです。これからジョインいただく方のアイデアと行動次第でどんなチャレンジも可能です! 熱意のある方のご応募をお待ちしています!


OpenChatでは、下記のメンバーを募集しています。

プロダクトマーケティング【LINEOpenChat】
※現在は募集を終了しています。