見よう見まねでOK!笑顔を忘れずに!
春本番、体を動かしたくなる季節ですね。特別な道具がなくても始められるダンスは、心と体を元気にしてくれます。子どもがダンスに夢中だという朝日小学生新聞ママ読者リポーターの2人が、ヒップホップのレッスンに挑戦しました。(文/永井美帆 写真/粂川真木彦)
平日の昼間、東京・渋谷のダンススタジオ「Rei Dance Collection」にママ世代の女性たちが続々と集まってきます。
「ダンスは年齢や性別、運動経験の有無にかかわらず、どんな人でも楽しめます。今日は基本的な動きから始めて、最後は音楽に合わせてステップが踏めるようになりますよ」。インストラクターNOBUI先生の元気な声で80分のレッスンがスタートしました。
首だけ、肩だけ…部位ごとに基礎トレ
まずは体のストレッチ。首、腕、腰、足と順番にしっかり伸ばします。学生時代にジャズダンスをやっていた読者リポーターの一人はさすがの柔軟性で準備OKです。
次は、「アイソレーション」と呼ばれる基礎トレーニング。首や肩などの部位ごとに単独で動かしていきます。「ニワトリになった気持ちで首を前、後ろ、前、後ろ……見よう見まねで大丈夫ですよ」。
NOBUI先生がお手本を見せると、「普段しない動きだから難しい!」。しかし、何度か繰り返した後、音楽を流しながら通してみると、見事にマスターしていました。
続いてリズムトレーニングに移ります。「ワン、ツー、ワン、ツー」。NOBUI先生の手拍子と音楽に合わせて、手をたたいたり、腰を落としたり。
それらを組み合わせながら、だんだんテンポが速くなると、2人の「キャー」と悲鳴にも似た笑い声が響きます。「動きに集中すると息を止めそうになるけど、しっかり呼吸してくださいね」。ダンスは有酸素運動でもあるので、脂肪燃焼効果も期待できます。
音楽に合わせてステップを踏もう
リズムが身に付いたら、いよいよステップに挑戦です。教えてもらうのは、ジャンプしながら左右の足を交互に蹴り上げる「ポップコーン」というヒップホップの基本ステップ。「ポップコーンがフライパンの上ではじけているようなイメージで」と、最初はNOBUI先生と一緒にゆっくり動きを確認していきます。
「2人ともバッチリです。次は足と反対の腕を高く上げてみましょう」。次第に複雑になっていく動きに困惑しながらも、「一つずつできるようになると達成感がありますね」とママリポーターが笑顔を見せました。
最後はステップを応用した簡単なダンスで締めくくります。
「さっきのステップを踏みながら回ってみましょう。笑顔も忘れずに。せーの!」。NOBUI先生が大きく手をたたくと、2人とも全身をめいっぱい使って楽しそうに踊っていました。
「ヒップホップは若い人のイメージがあったけど、こんなに楽しいものなんですね」とママリポーター。「気付いたら心のまま踊っていました。体も軽くなった気がします」と大満足の表情です。
ダンスが気軽なスポーツであることを実感した80分。NOBUI先生は「親子で習っている生徒さんもいます。まずは簡単なステップをまねすることから始めましょう。心と体がスッキリしますよ」と話していました。
ヒップホップの基本ステップ「ポップコーン」に挑戦
8ビートのリズムに合わせて1~4の動きを繰り返してみましょう。
【基本編】
その場で軽くジョギングをするように左右の足を交互にキックしながら、両腕を前と横に伸ばします
【応用編】
基本編と同じ足の動きで、キックする足と反対の腕を高く突き上げます。大きな動きを意識して
教わったのは……
ダンスインストラクター
NOBUI先生
高校の部活動でダンスを始め、ダンス歴は約20年。25歳の時に看護師からダンスの道に。Rei Dance Collectionではヒップホップの入門クラスやキッズクラスなどを担当している。
Rei Dance Collection
女性限定ダンススタジオとして2003年にオープン。渋谷と横浜で3校を展開し、ヒップホップやジャズ、K-POPなど、幅広いジャンル、レベルのレッスンを行っている。
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