高松北署は21日、高松市内の古紙回収事業者の作業場から1万円札が計2841枚見つかったと発表した。拾得物として持ち主を捜している。
同署によると、同日午後1時10分ごろ、作業員が古紙の分別作業中に古紙の中から多数の紙幣を発見。同署に通報した後、回収して届け出たという。分別していた古紙は県内から回収したり持ち込まれたりしたもので、見つかった紙幣はすべて2004年から流通する現行デザインの1万円札だった。
紙幣は同署で保管し、今後本物かどうか鑑定する。持ち主を名乗る人物からの連絡はないという。
県警会計課によると、記録が残る2013年以降に拾得物として届けられた現金の最高額は、15年4月に小豆島の路上で発見された248万円。同課は「1千万円を超える拾得物は記憶にない」としている。