地元テレビ局のアナウンサーから朗読のこつや表現力などを学ぶ「読み聞かせ授業」が11日、丸亀市綾歌町の富熊小学校(早馬恵美校長)であった。1、2年生計58人が参加し、「声のスペシャリスト」から良い声を出すための姿勢や発声方法などを教わった。
授業は西日本放送が取り組む「子ども未来プロジェクト」の一環。2012年から実施しており、今回は初めて丸亀市内の小学校を訪問した。本年度は同校を皮切りに高松市と丸亀市の計5校で開催する予定。
この日はアナウンサーの鴨居真理子さん、亀谷哲也さん、松田愛里さんの3人が講師役を務め、実際に使用したニュース原稿を読んだり、野球の実況の様子を実演したりした。絵本の読み聞かせでは、登場人物ごとに声色を変えて、情感豊かに朗読する3人の姿に児童たちはくぎ付けに。プロの語りを聞きながら、表現力の豊富さなどを実感していた。
続いて児童たちは、アナウンサーが日頃から練習している早口言葉に挑戦。「足を肩幅に開いて、胸を張って」「口は指が縦に3本入るぐらいに開けて」などとアドバイスを受け、一生懸命に取り組んだ。
2年の黒川恋さん(8)は「本物のアナウンサーに絵本の読み聞かせをしてもらい楽しかった。早口言葉をうまく発声できたので、将来はアナウンサーになりたい」と笑顔で話していた。
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