忙しい日々に癒やしを与えてくれる甘いもの。西日本放送の女性アナウンサーが県内のおいしいケーキや和菓子、人気カフェのスイーツなどを紹介するアナスイーツ。今回は石井奏美アナのお薦め。
1872(明治5)年創業の「三友堂」(高松市片原町)。松平家の武士3人が廃藩置県を機に創業した老舗和菓子店は、和の趣を感じさせるたたずまいが風情豊かで外国人からも人気です。そんな同店の隠れた逸品をご紹介します。
三友堂といえば麩(ふ)焼き煎餅で柿ようかんを挟んだ「木守(きまもり)」が定番ですよね。千利休が愛した茶器になぞらえたお菓子で、会社でも何度かいただいたことがあります。私が今回おすすめするのは、同じ由来を持つ「木守柿」(10個1080円)。こちらは白あんに柿ジャムを炊き込んだものを求肥(ぎゅうひ)で包み、和三盆をまぶした半生菓子です。一口サイズで食べやすく、もっちりした食感と甘酸っぱさが楽しめます。5個単位でのばら売りもあり、おやつにもぴったりです。
2年ほど前からは、6月16日の「和菓子の日」に合わせてユニークな商品を発売しているそう。塩こうじが入ったカステラのラスクや、京都のほうじ茶を使った和三盆など、気になるお菓子が並びますよ。
【メモ】「三友堂」
所在地/香川県高松市片原町1-22
営業時間/8:30~19:00
定休日/元日のみ
TEL/087-851-2258