「(佐々木)繭さんから相手の裏にパスを出してもらったんです。森(栄次)監督からは、DFの裏に抜ける動きを求められているので、基本的にはどの試合でも意識している動きでした。
「自分で(名前を)考えたわけじゃないんですけど、みんなに言われるので、そう書いているんです。たぶん、みんなはああいうドリブルのことを言ってくれているんだと思います」
「自分で決断して手術したのですが、やっぱり、すぐにはコンディションが戻らなくて。皇后杯くらいからようやく調子を取り戻せたんです。サッカーができない期間は長かったし、毎試合出られたわけではなかったですけど、試合を外から見て感じることや、試合に出られるのが当たり前じゃないということを知ったというか。自分にとっては濃い時間で、プラスになった1年間だったと思います」
「プレースタイル的には、動きながら相手の間をすり抜けていくドリブルやパスをつないでいくことを得意としているんですけど、森監督からは守備も求められているので、もう一歩寄せられるところを寄せる、身体をぶつけられるところはぶつけるといった守備も強化できれば、自分自身さらに上にいけるんじゃないかなと思っています。試合に出続けられる選手になるためには、足りない部分にも目を向けていかないといけないなって」
「2連勝して勢いもありますし、何より昨季はあまりなかった逆転勝利を収めることができたことはチームの自信になっていると思います。たとえ失点したとしても、焦らず落ち着いて自分たちのサッカーをするという意味では、前節も、前々節の勝利も自信になっている。勝ちたいですね」
「中学生のころから、浦和レッズレディースの選手を見てずっと育ってきて、今年で5年目になるんですけど、ユースのときは、ボールガールをしたり、担架の係をしたりと、運営にも参加してきたので、特にプレーできることへの感謝は強いですね。
「個人的なことになってしまうんですけど、今までリーグ戦でもカップ戦でも、アウェイでしか点を決めたことがないんです。だから、今年こそはホームで決めたいなって思っています」
「ユースに在籍していた高校3年生のときに、先輩たちがリーグ優勝して喜ぶところを目の前で見ることはできたんですけど、自分が中に入ってその景色を見たことがないので、今年こそはタイトルを取りたいですね」
(取材/文・原田大輔)