国内外のご当地うどんが集まる「全国年明けうどん大会2018inさぬき」(県など主催)が1日、高松市林町のサンメッセ香川で始まった。北は北海道、南は沖縄の18都道府県と台湾から計31種類が登場。会場には約1万7200人が詰め掛け、各地の“自慢の1杯”の食べ比べを楽しんだ。2日まで。
年明けうどんは、年越しそばに匹敵する国民的食文化をつくろうと、08年に提唱された。白いうどんに、赤い具材をあしらった紅白の縁起物を年の初めに食べて一年の幸せを願う。大会は、年明けうどんの一層の普及を図ろうと、14年から毎年12月に開催している。
会場では初出店2店を含む22ブースが軒を連ね、開幕前から人だかりができた。家族連れらは各ブースを回ってお気に入りの1杯を購入。ホタテの天ぷらが入った北海道の「純雪うどん」や、豚の角煮入りの長崎県の「五島手延うどん」などに長い列ができていた。
今年も俳優で「うどん県副知事」の要潤さんが駆け付け、トークショーでは「この大会に来ると今年も終わりだなあと思う」と語り、来場者とうどんにまつわるクイズ大会をしたり、学校給食向け「年明けうどん」レシピの発表に参加したりした。
家族4人で訪れた高松市伏石町の主婦西渕志保さん(50)は「家族で9種類味わった。めったに行けない土地のうどんを食べられるのが魅力」と笑顔。長男の聡君(10)は「大阪のかすうどんがおいしかった」と話していた。