「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトの新しいプロモーション映像の発表会が31日夜、都内で開かれた。映像に出演している「うどん県副知事」で俳優の要潤さんと演出家の宮本亜門さんが登場。要さんは、同じく香川をPRしている「ポケットモンスター」のキャラクター「ヤドン」の人気に押され、「僕の地位がヤバい」と周囲を笑わせた。
副知事になって9年目。人気は盤石かと思いきや、「最近、香川に行くと僕のポスターが少なくなっていて、代わりにヤドンのものが張ってある」と“悩み”を吐露。「うどん県PR団」を務めるヤドンの人気に舌を巻いた。
一方、宮本さんは香川を10回以上訪れていることを明かし、「行くたびに好きになる」とラブコール。今回の映像では、開催中の「瀬戸内国際芸術祭」に展示されている現代アートを鑑賞し、少年のように興奮し、はしゃいでいる。
四国新聞女性クラブの本年度第2回(5月)にゲスト出演した後、前立腺がんの全摘出手術を受けた宮本さん。映像は直後に撮影したといい、「落ち込んでいたが、香川の自然の中にいると体調はとても良くなって、充電して帰ってきた」と、あらためて魅力を実感したよう。現在の体調について「まだ完全ではなく、人間になりきれていない」と独特の表現で話した。
新映像のテーマは「絵になるけん、うどん県」。自然や現代アートを軸に香川を紹介する内容で、うどん県特設サイトなどで視聴できる。