高松市の丸亀町商店街再開発事業で、参番街(C街区)に隣接する大工町・磨屋町地区の再開発組合が26日に発足した。低層階に診療所が入る分譲マンションや、商業施設、駐車場などを一体的に整備する。完成は2023年の予定。
同再開発事業では、北端の壱番街(A街区)、弐番街(B街区)、参番街(C街区)、南端の丸亀町グリーン(G街区)が完了。第5弾となる今回は、参番街東館・西館に隣接する計約0・5ヘクタール区域が対象で、整備費は約60億円、国の補助制度の活用を予定している。再開発組合は高松丸亀町商店街振興組合や地権者らで構成し、県知事から22日付で認可を受けた。
大工町区域では地上9階の施設を建て、約400台分の駐車場を確保する。香川のものづくり職人を育成する店舗や子育て支援施設の導入を計画し、21年の完了を予定している。
磨屋町区域は地上11階のビルを建設し、55戸が入る分譲マンションや、低階層には医療施設を整備し、23年の完成を見込む。
この日は高松市内のホテルで祝賀会があり、高松丸亀町商店街振興組合理事長で、今回の市街地再開発組合の理事長も務める古川康造氏は「できる限りスピーディーに快適な生活環境を整え、都心居住を推進したい」と抱負を語った。
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