高松市と同市消費者団体連絡協議会(橋田行子会長)は18日、高松市常磐町の瓦町FLAG8階市民交流プラザIKŌDE瓦町で、消費者月間事業の一環として記念講演会を開催。人工知能(AI)を応用した事故予防の研究を専門とする東京工大の西田佳史教授が、どうすれば子どもの事故を予防できるか考えてほしいと呼び掛けた。
講演会は、消費者保護基本法の制定を記念して設けられた月間に合わせて毎年実施。今回は、西田教授が「データと事例で学ぶ『子どもの事故』~小さないのちを守るために~」と題して講演し、同協議会のメンバーら約40人が参加した。
講演会では、西田教授が子どもの遊具からの転落や電気ケトルの転倒によるやけどなどの事故をデータを使って説明。部屋で子どもの行動をモニタリングする実験やAIを利用した事故予防の方法も紹介し、多くの事故は防げると訴えた。
高松市飯田町の主婦、清水まりこさん(72)は「子育てでは事故が起きてから学ぶこともあったが、今は人工知能などの力を借りて事故を起こさないようにすることが大切だと分かった」と話した。
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