丸亀駅すぐの丸亀市中央商店街。今回歩くのは南北約300m、東西100mの範囲。下りたシャッターが目立つ中、地元に根を張って頑張るお店があります。遠い夏の日に帰ったような昭和ムード漂う通りを歩けば、グルメな匂いがそこかしこから。丸亀ご城下商人町、新旧食い倒れの旅へご一緒に
表面パリッと中ふっくら!昔ながらのたこ焼き
JR丸亀駅前に店を構えて53年。「県外から戻ってきたら、まずはこれが食べとーなる!」。地元民のソウルフード的存在の浜屋のたこ焼きは、純正小麦粉を使った素朴な味わい。パクリとほお張れる一口サイズで、表面ぱりぱり中はふっくら。下味をつけたタコのうま味とだしが口中に広がります。味は創業時から評判のソースと、ファンの声から誕生したしょうゆの2種類。ともに10個入り300円、15個入り
400円です。
【メモ】「浜屋」
所在地/香川県丸亀市浜町12
営業時間/10:00~19:00
定休日/水曜日
TEL/0877-22-6363
甘酸っぱ~い苺大福たち あなたはどの味にする?
1949年創業の老舗和洋菓子店。代々受け継がれてきた銘菓をはじめ、老若男女に愛されるお菓子が所狭しと並びます。特に人気の「苺大福」(1個160円?)は、常時20種類の味がスタンバイ。定番のこしあんや、イチゴとの相性が最強の生クリーム、カスタード、抹茶、チョコなど、洋菓子のエッセンスをプラスした多種多様な味に目移りしそう!季節のフルーツを使った期間限定の味も登場するのでお見逃しなく。
【メモ】「甘月堂」
所在地/香川県丸亀市浜町3-8
営業時間/08:00~18:30
定休日/水曜、第1・3火曜日
TEL/0877-22-4889
昭和の香りが漂う庶民派の洋食屋
長いエントランスに誘われるまま訪れたのは、楠さん夫妻が営む隠れ家のような洋食屋。ワンコインランチや庶民派の軽食が楽しめると地元でも話題に。自慢のカレールーは、かつて通町にあった同店前身となる「六万石」の味を復活。フルーティーな甘みに続くスパイシーさがどこか懐かしく、甘口ながらも奥深い大人の味わいです。柔らかくジューシーな揚げたてチキンが乗った「鶏カツカレー」(800円)で、ぜひ堪能してみて!
【メモ】「ENMA(エンマ)」
所在地/香川県丸亀市富屋町31
営業時間/11:00~19:30(LO 18:30)
定休日/木・日曜日
TEL/0877-24-1817
季節のフルーツが乗った韓国式かき氷専門店
カラフルでキュートな韓国式かき氷「パッピンス」は、雪のような口どけサラサラふわふわの氷に、地元産のフレッシュフルーツがたっぷり。今のおすすめは、丸いフォルムがかわいい「スイカ」や、飯山生まれの特秀「極桃」を丸ごと1個使った「桃」など夏限定の味。特に「桃」は7月末に終わることもあるそうなので、超レアなおいしさを楽しむならお早めに。「韓国冷麺」などランチメニューも好評です。
【メモ】「雪ん子」
所在地/香川県丸亀市通町139-7
営業時間/11:00~18:00
定休日/不定休
TEL/0877-85-8811
フォトジェニックなフレンチトースト
アンティーク家具に囲まれたレトロな雰囲気の中で、食事やスイーツが楽しめる癒やしのカフェ。花柄のお皿に美しく彩られた「フレンチトースト」は、表面カリッと香ばしく中はふわふわの甘さ控えめ。別添えのアイスやクリーム、フルーツと一緒に召し上がれ。「チキンカツにタルタルソース」「キノコとブロッコリーのクリームスープパスタ」などの食事メニューも人気で、ランチタイムはお得なドリンク付き1000円。
【メモ】「カフェ・ラ・トープ」
所在地/香川県丸亀市通町28-3
営業時間/11:30~22:00(LO 21:00)
定休日/月・第1火曜日
TEL/0877-23-3008
これぞ丸亀!ジューシー&スパイシー骨付鳥
丸亀市発祥の骨付鳥は、まち歩きには欠かせないグルメ。柔らかな肉質でパリッと焼き上げた「ワカ」は、塩コショウでスパイシーな「辛ドリ」と秘伝のタレでコク深く仕上げた「甘ドリ」の2種類。どちらも地産地消にこだわったオリジナルの味付けが光るうまさ。かむほどにうま味あふれる「オヤ」もあるので、充実のドリンク類と一緒にぜひ堪能したいものです。りぶやの味を自宅で楽しむなら、真空パックの持ち帰り専門店「とりあたま」へ。
【メモ】「りぶや丸亀本店」
所在地/香川県丸亀市通町52-11 りぶや丸亀ビル1階
営業時間/17:30~23:30(LO 23:15)
定休日/日曜・祝日(連休時は最終日のみ)
TEL/0877-21-0292
「とりあたま丸亀本店」
所在地/香川県丸亀市通町53
営業時間/10:00~16:00
定休日/日曜・祝日(連休時は最終日のみ)
TEL/0877-89-4129
毎週金曜日発行
四国新聞 itsumo vol.36より