◆身近なモノ、なじみのあるコトから、勉強のヒントを紹介します。
算数の立体図形って難しいですよね。でも、しょうがないです。だって、そもそも立体のものを平面にかいているのですから、わかりにくくてあたりまえです。
苦手な気持ちをなくすためにおすすめなのは、実際に体験すること。身近なものを使って、立体を組み立てたり、切ってみたりすることで、立体のいろいろな性質を実感しましょう。
立体図形でよく出るのが、直方体。身近なものでいえば、ティッシュ箱ですね。ひとつながりになるように辺を切って広げると、展開図ができます。あたりまえですが、この展開図を使えば、もとのティッシュ箱が組み立てられます。
このあたりまえの体験が、平面にかかれた立体をイメージするのに役立ちます。自分の手で組み立てた体験として記憶に残るので、紙にかかれた展開図を頭の中で組み立てやすくなります。
さらにおすすめなのが「ティッシュ箱パズル」です。まず、展開図を6個のパーツ(面)にわかれるように切ります。これを好きなようにテープでつなげて、オリジナルの展開図をつくるのです。ちゃんともとの箱にもどるかどうか、たくさん試してみてください!
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清水章弘 東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京と京都で運営。テレビ番組「教えてもらう前と後」などにも出演
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