国内最大のオリーブ栽培地・小豆島でオリーブの花が咲き始めた。直径数ミリのかれんな白い花が初夏の日差しをいっぱいに浴びながら、島路にそよぐ風に気持ちよさそうに揺れている。
約20種2千本のオリーブを植栽している小豆島オリーブ公園(小豆島町西村)では、ミッション種の開花を23日に確認した。5月に入って気温が上昇したため、例年より2日ほど早く咲いたという。
本格的な夏の到来を思わせる陽気の中、白い花と緑色の葉が青空を背景に絶妙なコントラストを描き出している。名古屋市から妻と訪れた自営業西川有記さん(39)は「花の淡い色が小豆島のイメージと合っている」と話した。
他の品種も順次開花しており、今後の天候に左右されるものの、6月上旬まで楽しめる。担当者は「今年も花つきが良く、台風などの被害がなければ、秋には例年並みの実を収穫できる」としている。
同公園では6月16日まで「オリーブ&ハーブフェア」を開催中。土日を中心に園内のガイドツアーやワークショップなどのイベントがある。
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