「夜、赤ちゃんがぐっすり寝てくれたらいいのに...」
「夜間は連続して長時間寝てほしい!」というのは、すべてのママの願い。
早寝をさせるには"早起き"が最も大切ですが、その後の午前中の過ごし方も、実はとっても大切なんです。
午前中を活発に過ごすことでほどよく疲労し、午後の昼寝、おふろ、離乳食など、1日のメリハリがつきます。メリハリがつくと、自然と夜は眠くなって、ぐっすり寝てくれるように!
そこで、午前中にぜひ試してほしい、赤ちゃんの成長に合わせた遊び方を紹介します。
ねんねのころ(0~4カ月)の遊び
1 ガーゼで綱引き
ガーゼの片方の端を赤ちゃんに握らせ、ママが反対側の端を握って、引っ張りっこします。赤ちゃんがガーゼを握れない場合は、輪をつくって、手にひっかけてあげましょう。
2 目の前でガラガラ~
赤ちゃんの目の前にガラガラなどのおもちゃを見せ、左右にゆっくり揺らします。赤ちゃんが手を伸ばしたら、「どうぞ」と手に握らせてあげてみて。
3 手や脚を広げて閉じて
赤ちゃんの両手や両脚をとり、外側に向けて開いたり、内側に向けて閉じたりしてみて。大きく体を動かすことが、いい刺激になります。
4 うつぶせで対面
1カ月健診で問題がなければ、うつぶせに挑戦してみましょう。最初は数秒でOK。慣れてきたらママもうつぶせになり、顔と顔を合わせて見つめ合いましょう。
5 ポリ袋をカシャカシャ
赤ちゃんの目の前でポリ袋を「カシャカシャ」と鳴らしてみましょう。耳慣れない音に好奇心が刺激されます。ポリ袋を左右に動かし、赤ちゃんが目で追うように促してみて。
※ポリ袋を赤ちゃんに持たせるときは、ママは目を離さないようにしましょう。窒息の恐れがあります。
寝返り~おすわりのころ(5~8カ月)の遊び
6 積み木をカチカチ!
5~6カ月ごろなら、積み木を持たせてみましょう。なめたりかんだりして、感触を楽しめます。
7~8カ月ごろなら、両手にそれぞれ持たせてみましょう。両手に持つことに慣れたら、「カチカチ」と積み木を打ち合わせるようになります。
7 おもちゃ見つけた!
おもちゃをハンカチやタオルで隠して、赤ちゃんに探してもらいましょう。隠されたものを見つける“宝探し”のワクワク感が、好奇心を育てます。
8 あぐらでグラグラ
ママがあぐらをかき、その上に赤ちゃんを前向きに座らせましょう。ママは左右にグラグラ揺れてみて。赤ちゃんのバランス感覚を養えるだけでなく、心地いい疲れに導きます。
9 たかいたかいでふわり
赤ちゃんのわきのしたを支え、ゆっくり持ち上げ、そのまま下ろします。あまり高く持ち上げなくても大丈夫。ダイナミックな遊びこそ、夜の眠りに効果的!
10 ママとゴロゴロ~
赤ちゃんを抱っこしながらゴロンと寝転びます。赤ちゃんがママの体の上になるようにして、抱っこしたまま左右に体を揺らします。いっぱいスキンシップができちゃう!
はいはい~つかまり立ちのころ(9~11カ月)の遊び
11 ちょうだい・どうぞ
赤ちゃんにおもちゃを渡しながら、ママは「どうぞ」と声をかけます。「どうぞ」で赤ちゃんが受け取るようになったら、今度は「ちょうだい」でおもちゃを受け取りましょう。やり取りの中で脳をたくさん使うので、ほどよく疲れます。
12 どっちにあるかな?
ママは左右のどちらかの手におもちゃを隠して握り、赤ちゃんに「どっちにあるかな?」と声をかけてみましょう。赤ちゃんは「欲しい!」と興味津々に!
13 追いかけっこ
はいはいで追いかけっこをしましょう。「待て待て~」と言いながら追いかけると、赤ちゃんもスピードアップ! スピードに緩急をつけると、楽しさ倍増。
14 ぐらぐら立っち
ママは両脚を伸ばして座り、赤ちゃんの両わきを支えながらママの脚の上で立っちさせてみて。不安定な場所での立っちは、バランスをとろうとしていい運動に。
15 なんでも打楽器
組み立てた段ボールや空のペットボトルを用意。打楽器に見立てて、手でトントンたたいて遊びましょう。手指など全身を使って楽しめます。
赤ちゃんがほどよく疲れるには、手指を使ったり、音を聞いたり、動くものを見たり、五感を使う遊びをするのがポイント。
五感を使うと脳が刺激され、赤ちゃんはほどよく疲れます。
また、全身を使う遊びも◎。大きく全身を動かすことが、いい運動になります。午前中は赤ちゃんのご機嫌がいい時間帯。ママはいったん家事の手を休めて、赤ちゃんと楽しく遊んでみて。それが、夜のぐっすり睡眠につながります。(取材・文/ひよこクラブ編集部)
参考文献/ひよこクラブ2017年3月号「てゆび遊び&からだ遊びで朝までぐっすり」 ひよこクラブ2017年5月号「早起き脳でコテンと眠る! ネントレガイド」
※たまひよONLINE記事の中から、特に人気の高かった過去の記事を再度お届けしています。記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。