あなたに手紙を書きます。体がだるいあなたに手紙を書きます。
私は、子どものころから7月が苦手です。昔から体調をくずすのは決まってこの時期でした。
原因は「夏冷え」。エアコンで冷えた部屋の中にずっといると、体温を一定に保ったり、汗の出方をコントロールしたりする「自律神経」の機能が乱れてしまいます。体がだるく、肩もこる。ひどい時には頭痛に悩まされます。
治すためには、「外に出て、30分ほど歩くといい」と言われる。しっかり歩いて、汗をかいてもどってくると、冷たいものが欲しくなる。キンキンに冷えたジュースを飲んで、エアコンにあたっていると、今度は夏風邪をひいてしまう……。毎年のようにこんな状態をくり返している私。自分を節制する力がないんですね。
こんな私ですが、いくつか工夫をしています。一つは、タオルを持って歩くこと。汗をかいたら、カバンの中からタオルを取りだして、すぐに汗をふく。これだけでかなり冷えを防ぐことができます。
もう一つあります。冷やしていない常温の水をこまめにとること。のどがかわいたなと思ったら、水をちょこっと飲む。これをくり返していると、冷えたものが欲しくなくなります。タオルと常温の水。この二つを用意して、あとは十分睡眠をとるようにしています。
私は、今年もがんばって7月を乗りきります。あなたもぜひやってみてくださいね。
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ひきた・よしあき 博報堂のスピーチライター、博報財団コミュニケーション コンサルタント
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