なるほど!勉強アドバイス
梅雨が明けたら、夏本番ですね。暑い夏にはかき氷!(少し古い?)
ところで、みなさん考えたことはありますか。かき氷のもとである「氷」は透明なはずです。しかし、かき氷になると、とたんに白くなります。透明だったものをけずっただけで、白くなるのは不思議ですよね。
実はこれ、「光の乱反射」という現象によるものなのです。氷のかたまりのときは表面がなめらかなので、光はある方向に通りぬけたり、反射したりします。しかし、かき氷のように細かくなると、光はバラバラな方向に反射します。これが光の乱反射です。雲や雪が白く見えるのも、同じ理由です。
さて、今回は氷を使った勉強アドバイス。みなさん、勉強をしていて、わからなかったり、思い通りに進まなかったりして、イライラすることはありませんか。
そんなときに試してほしいのが、おでこに氷を当てること。人はイライラしているとき、心拍数と体温が上がっています。「頭を冷やす」(冷静になること)という言葉がありますが、実際におでこに氷を当てて冷やすと、心拍数が下がり(これを「潜水反射」といいます)、落ち着くことができるそうです。
自分の感情をコントロールするのも、勉強では重要です。次にイライラしたとき、よかったらやってみてくださいね!
【プロフィル】清水章弘 東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京と京都で運営。テレビ番組「教えてもらう前と後」などにも出演
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