シリーズ「我が街・道の駅グルメ」。今回は道南の厚沢部町から絶品コロッケです。
こんがりと色づいたサックサクの衣。厚沢部町のメークインと森町のブランド豚肉、ひこま豚を使った肉みそコロッケです。
地元食材を使ったこだわりコロッケが食べられるのは厚沢部町にある「道の駅あっさぶ」です。
イギリス生まれのジャガイモ「メークイン」。厚沢部町はおよそ100年前、国内ではじめて試験栽培が行われたメークイン発祥の地です。
いたさか農園の板坂峰行代表「メークインは煮崩れしにくくて、きめが細かくて甘みがあります。舌触りが滑らかで甘さがあります」。
厚沢部町にも新型コロナの影響が広がっています。毎年7月末にメークインを使って直径2メートルを超える自称、世界一大きなコロッケを作る巨大コロッケ祭り。
多くのコロッケファンが集まるこのお祭りも中止を余儀なくされました。
そんな苦境にも負けずに販売を続ける道の駅のコロッケ。作っているのは町内にある温泉施設の加工場です。
担当者は「農家で規格外となった芋を使い、大きさもバラバラな芋に付加価値をつけて商品化するこということは農家にとってもメリットがある」と話します。
そんなメークインの相棒は森町で育てられたブランド豚肉「ひこま豚」です。
地元の生産者が手掛けたこだわり食材を余すことなく活用。それが、道の駅あっさぶのコロッケです。
観光協会の尾山浩崇事務局長は「年間2万5千個以上は出ているので、道の駅の新しい名物としてやっています」と胸を張ります。