15日付で県警本部長に就任した岡部正勝氏(53)が19日、県警本部で着任会見し、「治安の責任者として県民の期待と信頼に応えるべく、強い警察をつくっていく」と抱負を述べた。
岡部本部長は、県警で重点的に取り組むこととして「職員には前向きに明るく仕事をしてもらいたい。そのための環境づくりに励みたい」と説明。県が長年課題としている交通死亡事故や近年大きな問題となっている児童虐待にも力を入れるほか、「サイバーセキュリティーなどすぐには顕在化しない問題にも取り組む」と強調した。
初勤務となる香川の印象は「『海なし県』の埼玉で育ったので、海が近く、穏やかそうでうらやましい」。高松についても「公園や緑が多い。以前勤めていた仙台市に雰囲気が似ている」と話した。
岡部本部長は、東京都出身。東大法学部を卒業後、1990年警察庁採用。在フランス日本大使館1等書記官や千葉県警本部警務部長、警察庁長官官房参事官サイバーセキュリティ担当などを経て、2018年4月から関東管区警察学校長を務めていた。
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