この体験記を書いた人
ペンネーム:kame
性別:女
年齢:51
プロィール:51歳WEBライターです。家族大好き、夫大好き。そんな家族のあんなことやこんなことを赤裸々にご紹介しています!
「今日会社の同僚が急に来なくなった。きっともう来ないだろうな」と、娘がポツリ。
これは無断欠勤の末に退職する同僚の話のようでした。
若い人の非常識ぶり…と言いたいところですが、この程度のことは昔からありましたので、特に驚くことはありません。
しかし、後日談が私には理解不能でした。
なんとこの同僚の子、1週間ぶりに出社してきたのだそう。
しかもまったく悪びれた様子もなく、「風邪ひいてたから連絡できなくても仕方ないですよね」と言い訳すらしないのだとか。
それだけでも驚きなのに「なんで私シフトに入っていないんですか?」と、不満を漏らすのだそう。
それに押されて、その同僚はその日から当たり前のように仕事復帰を果たしたのだとか。
別の日の娘。
「今日の仕事、1人で回らなかった」と、疲労困憊の様子で帰宅。
その日は3人の予定が、2人同時に無断欠勤したため午前中ずっと1人だったのだとか。
しかも、驚くことに夕方近くになって2人一緒に出社してきたのだそうです。
さらに凄いのが、前日徹夜で遊んでいたこと、それが原因で朝起きられなかったこと、せっかく来たのだから仕事はしたいことなど、普通に伝えてくるのだとか。
結局2人とも、その日仕事に入ったのだそうです。
これらを聞いてにわかには信じられなかった私。
そんな事って私の時代には考えられません。
娘が大げさに話しているんじゃないの?と思いつつ、世の中を観察してみることにしました。
すると、「わたしたちの時代には考えられなかった対応をする若い人」を、至るところで発見したのです。
近所のスーパーでは、お客を通路から追い出してまで、自分の「商品陳列」業務に没頭する女子店員を見かけました。
しかも、その棚から商品を取り買い物かごに入れたら、睨まれた上に「チッ」と舌打ちまで。
何を怒っているのか全く理解できませんでした。
洗濯乾燥機が不調になったので、メーカーサポートを依頼すると、なんとも不機嫌そうな担当者が来ました。
いきなり「お手入れしています?」と質問してきた上に、私の返答も終わらないうちに、「お手入れしていないはず。でなけれはこんな状態にはならない」の一点張り。
その後ぶつぶつ言いながら点検を始め、私のお手入れには問題なかったと気づいたらしく、今度は洗濯機の構造に問題があると説明し始めました。
その様子は「メンテナンスしたくない」とでも言いたげな雰囲気。
イヤイヤ、という態度のまま仕事を終わらせて帰っていきました。
行きつけのカフェでお茶を飲んでいると、隣の席に若い女性が2人案内されました。
店員さんがオーダーを取りに来ると「いりません」と告げる2人。
それには私も店員さんもビックリ。
でもこれ、ネットで見たことがあるのです。
「飲みたいものがないのだから注文しないのは当然」だと思っている人たちだ!と、気づきました。
この噂を聞いた時には、本当にそんな人がいるのかと半信半疑でしたが、本当にいるのです。
だったらすぐにお店を出ればいいと思うのですが、そのまま普通に過ごしていました。
これらは全て、娘と同年代の若い人達の観察エピソード。
これがスタンダードなのか、少数派なのかは分かりませんが、私たちの時とは違ってきていることを実感する出来事でした。
正直、「ついていけないな」と思うのですが、これも時代の流れなのだとすれば、うまく付き合う方法を身につけるべきなのかもしれませんね。
※記事に使用している画像はイメージです。
※すべて個人の体験に基づいているものです。