■一番人気は「ガイド」
中学生向けの参考書で最も売れ行きがいいのは「教科書準拠教材」。名前の通り学校で使う教科書が元になっており、理解が深まるように詳しい解説や演習問題を加えた教材だ。教科書は出版社ごとに内容が少し異なり、県内でも市町によって指定の教科書は違う。準拠教材は教科書の種類ごとに発行されているため、生徒は自分の学校の教科書に対応した一冊を使う。
■あなどれない技能教科
高校受験は、中学3年の受験当日の得点以外にも重要な要素がある。それは内申点だ。内申点は中学1年次からの通知表の5段階評価を元に換算する。国語、数学、社会、英語、理科の主要5教科だけでなく、保健体育、技術・家庭、音楽、美術の技能4教科も対象になる。
■勉強法の解説本も登場
参考書といえば教科の理解を手助けするものが一般的だが、最近はその土台となる勉強の取り組み方や普段の意識付けをテーマにした本が注目を浴びている。小学校までの勉強と比べて内容が難しく、進むスピードも速い中学校の勉強にすんなりとなじみ、成績アップにつなげるこつを紹介している。