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書店員さんが、今おすすめの1冊を紹介します。
劇団雌猫/編著、柏書房、1296円 この国で女性として生まれると、どうもメイクをするのが普通のようです。なのに若いうちに興味を持つと「外見を飾るより中身を大事にしろ」と言われたりして、何か納得いきませんよね。
そもそもなぜメイクするのか。モテたいから? 自分が楽しいから? オタク女性4人組によるこの本は、さまざまな理由でメイクする一般女性の声を、丁寧に拾いあげています。誰もがコンプレックスや社会の抑圧にもがきながら闘い、前向きに生きています。 メイクをしてもしなくても、理想に向かって努力する人の姿は美しく、「こうでなければ」から解放されて生きている人はかっこいい。外見やファッションのことで悩んでいる人に、ぜひ読んでほしい本です。 (東京・HMV&BOOKS 日比谷コテージ 花田菜々子)