船川さん夫妻「気軽に遊んで」
食品ロスや地球温暖化、ペットの殺処分や生物の大量絶滅――。こうした社会問題をテーマにしたカルタがあります。「社会問題見えるカルタ」です。子どもたちに身近な問題として考えてもらうため、インターネット上で記事を発信するWEBメディア「チャリツモ」が去年、作りました。
同じ名前の運営会社「チャリツモ」の代表、船川諒さん(35歳)は、元朝日小学生新聞の読者。フリーライターなどとして活動する中で、2011年の東日本大震災をきっかけに、社会貢献を強く意識するようになりました。
16年に公開したチャリツモでは、社会問題をわかりやすく伝えることに取り組みました。またカルタなら勝負に熱中する中で、内容を覚えてもらえると考え、制作することにしたそうです。
絵札の「あ~わ」(と予備札)に、苦労しながら一つずつ社会問題を当てはめていきました。イラストを担当したのは船川さんの妻で、イラストレーターのにしぼりみほこさん(34歳)。「内容が難しいだけに、イラストでとっつきやすく、楽しそうとなるように、構図になやみました」
【読み札】
【絵札】
絵札の裏にあるQRコードから、くわしい記事を読めます
子どもたちには気軽に遊んでもらう一方で、将来のことを考えるヒントにもなることを2人は願っています。
カルタは税こみ2160円。書店やインターネット通販などで買うことができます。
(富貴大輔)
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