高松市サンポートの施設の壁に描かれた正体不明の路上芸術家バンクシーの作品に似たネズミの絵が、何者かに消されていたことが10日、分かった。絵を巡っては、現場の「サンポートスケートパーク」を管理する高松市が本物かどうか調査中だった。市は「絵が消されたことは把握していなかった」としており、11日にも現場を確認する。
描かれていたのは、傘を差し、かばんを持ったネズミの絵で、縦約20センチ、横約15センチ。スケートボードのジャンプ台と段差の計2カ所にあったが、ともに白い塗料で塗りつぶされていた。
バンクシーは世界中の壁や路上に作品を描き残していくことで知られ、各地で本物かどうかの議論が起きている。同パーク内の絵も、これまで描き残されてきたデザインに似ているとして注目を集めていた。
絵が消されていたことについて、市は「描かれていたことと同様に、塗りつぶすことも公共物への落書きに当たるため、やめてほしい」としている。
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