アメリカコロラド州
三田村さん(高校2年)
「陽気な国に行きたい」。アメリカを選んだのは、これが理由です。スペインやイタリアも候補でしたが、最終的にアメリカにしました。僕は経験できるものはなんでも経験したいと考えていて、留学もその一つ。
大人になって訪れることのできる友だちを海外にも作りたいという思いから、長期留学に応募しました。留学から帰国した人たちと接し、コミュニケーション能力の高さやファッションセンスの良さに憧れたというのもあります。
留学したばかりのころ、一番大変だったのはホストファミリーとの関係でした。とても家族を大事にする人たちで、どこに行くのも家族総出。それぞれの生活にも積極的に干渉してきました。もちろん、僕の生活にも。
日本にいたころは家族それぞれに生活があり、家族で外出することはあまりありませんでした。ホストファミリーが僕のことも大事にしてくれるのはとてもうれしかったのですが、たまに「そこまでされるとうざい……」と思うこともありました。
そこでホストファミリーと何度も話し合って、最終的に別のホストファミリーに変更ということになりました。とてもすてきなファミリーで、ありえないぐらい優しい人たちでしたが、それでも相性が合わないこともあります。今ではいい経験になったと感じています。
家族といえば、アメリカと日本では家族のとらえ方が違うと感じます。アメリカの夫婦は一緒にいたいから結婚している、という人たちが多い気がします。あくまで僕の意見ですが、日本は金銭的な理由で結婚している人も多いように感じます。
アメリカでは協力し合って暮らす家庭が多く、家事をだれか一人に押し付けることは決してありません。子どもも含めた全員で家事を回し、日常を楽しんでいます。子どもにも「家族の一員」になることを強く求めます。
これから留学するみなさんは、留学先に着物を持って行くといいと思います。クラスでの発表の時に紹介すると、ちょっとした有名人になれます。また、留学先では「ありがとう」と声に出して伝えることが大切だと思います。気持ちは言葉に出して伝えることが一番だと、この留学で強く感じています。
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