風に吹きさらしの状態でいることを好きな人などいないだろう。ただし、ビヨンセを除いては。『Crazy in Love』の演出として、ビヨンセはステージ上の足元に置かれた送風機を自身の顔にかかるように設置。ゴージャスな髪が風になびく姿にうっとりしたことがある人も多いはず。そして今回、3月18日にオーストラリアのメルボルンで行われたコンサート中に、アデルがそんな{{ビヨンセの演出にチャレンジしたのだ。あえなく失敗に終わったチャレンジではあったが、観客からは大きな歓声が上がった。
パフォーマンスで汗をかいたアデルは、ステージにある送風機の前にしゃがんで一呼吸。その手にはしっかりと紅茶の入ったマグカップも握られている。そして、『Crazy in Love』での風に吹かれたビヨンセを真似して歌い始め、観客たちを沸かせた。しかしビヨンセのように上手く出来なかったようで「ビヨンセってばどうやってやってるの?!」と叫び、観客たちをさらに笑わせる。手に持っていたマグカップをいったんサイドテーブルに置き、「ちょっと待って私もちゃんとやりたい。ビートを鳴らして!」とドラマーへ叫ぶと、今度は頭を振り回したアデルであった。
MTV NEWS