ひと味違った香川の正月を味わってみて―。高松市牟礼町の道の駅「源平の里むれ」で、讃岐の郷土料理をイメージした「あん餅雑煮ソフトクリーム」を販売している。
香川ならではの食文化を新しいスイーツとして発信しようと、同駅が企画。試行錯誤を重ね、約半年かけて完成させた。
ソフトクリームには、大山牧場(さぬき市)のジャージー牛のミルクと、イヅツ味噌(観音寺市)の白みそを使用。濃厚なミルクに白みその甘みが加わったクリームチーズのような豊かな味わいが特徴で、口の中でほんのり広がるみその風味も魅力。お椀(わん)のようなカップ入りで、白玉とゆであずきをトッピング。雑煮にちなんで箸で食べるユニークなスタイルに仕上げた。価格は1個450円(3月末まで390円)。問い合わせは同駅〈087(845)6080〉。
一方、綾川町滝宮の道の駅滝宮は、町内産イチゴ「さぬきひめ」を使った独自商品の和菓子「いちごまん」とチョコレート味の冬季限定菓子「ちょこ饅(まん)」のセットを商品化し、期間限定で販売している。同駅は「正月の手土産やバレンタインの贈り物などに」とPRしている。
「いちごまん」は、県オリジナル品種さぬきひめの栽培面積が県内最大の綾川町を「イチゴの町」としてアピールしようと、同駅が企画。銘菓「灸まん」で知られる「こんぴら堂」(琴平町)の協力を得て昨秋から販売しており、イチゴの甘い香りと味で人気を集めている。「ちょこ饅」は同社の季節限定商品。
価格は750円。2月下旬ごろまで道の駅滝宮とこんぴら堂本店で販売する予定。同駅は「プレゼントや手土産、お茶請けとして味わって」としている。問い合わせは同駅〈087(876)5018〉。