漢字や歴史年号や英単語…。勉強で覚えさせたいことはたくさんあっても、めんどうくさがる子はとても多いですよね。その理由は、楽しくないから。楽しくするためには、「ゲーム化」するのがおすすめです。
用意するアイテムは、付せん。まず、覚えたい内容を問題にします。そして答えられるまで、ドアや冷蔵庫を開けられないルールにするのです。シンプルなゲームですが、やってみると、意外と盛り上がりますし、机に向かわなくても自然と覚える習慣がつきます。
たとえば、江戸幕府が開かれた「1603年」という年号を覚えたいとします。「江戸幕府が開かれたのは?」と、付せんに書いてドアや冷蔵庫に貼ります。そして「1603年!」と答えられるまで、ドアや冷蔵庫を開けられないルールにするのです。
何回か答えられたら、はがしてオッケー。家族みんなで、誰が答えらえるかを競い合うと、よりゲーム感覚で楽しめます。使う付せんは、はがれにくい強粘着タイプがおすすめです。
この「暗記ドア」は、僕が東大受験の直前に思いついた勉強のやり方です。おかげで社会(世界史)の点数が、直前にグングン伸びました。一番覚えたいものは、どこに貼ればいいか分かりますか?答えはトイレのドアです。「どうしても開けたい!」という気持ちが強いからです(笑)
清水章弘(しみず・あきひろ)私立海城中学高校、東京大学教育学部を経て、同大学院修了。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京と京都で経営。TBS系「教えてもらう前と後」などテレビ出演多数。ポスト・イット® 製品で「まなびに+プラス」を監修している。
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