1995年のデビューから20年以上、ボーカルダンスグループ「MAX」のメンバーとして活動を続けるNANAさん(43)。現在も各地でライブを行い、キレのあるパフォーマンスを披露するNANAさんに、ダンスの魅力を聞きました。
女性らしいしぐさや姿勢の美しさに
ダンスを始めたのは、沖縄のダンススクールに通いだした13歳の頃です。ダンス歴でいうと30年。考えてみれば、人生の大半は踊っていますね。
最初は好きな洋楽のビデオを見て、みんなで「こうじゃない?」「ああじゃない?」って言いながら、振り付けをまねすることからスタートしました。だから、私にとってダンスの原点は「自由に楽しめるもの」。
今でも週3回はスタジオに行って、1~2時間は踊っています。少しでも間が空くと、「踊りたい!」ってそわそわしちゃうほど。スタジオの大きな鏡の前で踊っていると、「ちょっと顔が疲れているな」とか「体形が変わってきたかな」とか、ほんの少しの変化にも気付くことができて、自分の心や体の調子が分かるんです。
年齢を重ねて、ダンスの動きが女性らしいしぐさや姿勢の美しさにもつながっていると感じています。例えばベリーダンスはもともと王様の前で女性たちが披露していた踊りだし、多くのダンスが「自分を美しく見せる」ということから始まっているんですよね。
このことに気付いてからは、私も自分が一番キレイに見える動きを追求するようになりました。そして、それは立っている時の姿勢や歩き方など、日常のちょっとした動きにも表れてくるものだと思います。
あと、ダンスには腕を上げたり、腰を曲げたり、普段しないような動きも多いので、自然としなやかな筋肉がつくんです。
一生懸命トレーニングをするのもいいけど、ダンスなら音楽に合わせて楽しく、無理なくシェイプできるので、断然おすすめ。実際、私もデビュー以来ほとんど体重が変化していないんですが、ダンスのおかげだと思っています。
年齢は関係ない 気軽に始めて
最近は中学でダンスが必修化されたり、スポーツジムでダンスレッスンがあったり、随分身近になってきましたよね。最初は恥ずかしいと感じるかもしれませんが、ほんの少し勇気を出せば、楽しくて恥ずかしさなんて忘れちゃいます。
ダンスを始めるのに早いとか遅いとかはありません。私も最近サルサダンスを始めたし、MAXのメンバー、MINAも39歳からタップダンスを習っています。全く踊れない段階から一つずつ習得していくのが新鮮で、新しい自分を発見したような気分です。
みなさんも子どもの頃にテレビを見ながら踊りをまねしていた時みたいに、気軽な気持ちでダンスを始めてみてください。新しい自分に出会えるし、内面も外見も磨かれると思いますよ。
* *
1976年3月25日、沖縄県生まれ。オフィシャルブログ「Cafe奈々茶2号店」更新中。
外部リンク