人間関係や健康、お金など、日々の悩みはつきませんよね。今回は44歳女性の「毎日記憶がなくなるまで晩酌をする夫の酒癖」をご紹介します。
<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ため息
性別:女
年齢:44
プロフィール:結婚して14年。末っ子長男の嫁です。
早いもので主人と結婚して14年が経ちました。子どもたちの成長を見ながら、自分たちもそれなりに年を重ねてきたなあと実感し、反対に若いころは無茶もしていたと思い出したりもします。
もともと私達はお酒が大好きで、結婚前から子どもができるまでは2人でよく飲みに行ったり、家飲みを楽しんだりしていました。しかし私は、子どもを授かってからもちろんお酒から離れた生活です。子どもたちが大きくなった今でも、3人の子育てに日々忙しく、家事や仕事との両立もあり、お酒を飲む機会がうんと減ってしまいました。
一方、主人はもともと1人では外に飲みに行くことが少なかったので、今は毎晩家で晩酌をしています。以前から飲酒の量は多かったですが最近ではさらに増え、記憶がなくなるまで飲んでしまう日々です。そして記憶がない主人への対応や、後始末にいつも家族が犠牲になっています。
私の朝は、まず主人の飲み跡の片づけから始まります。飲み食いした食器、散らばったお菓子の袋などそのままなのです。また主人はお酒で火照って暑くなるのか、着ていた服まで脱ぎ散らかしてしまいます。夏にはエアコンもついているのに、暑いからと窓を全開。「エアコンの温度を下げる」という考えにはならないようです。
それだけでなく、トイレのスリッパもトイレにはないので探して戻します。あらゆるところの電気がつけっぱなしになっているので、片づけながら各部屋の電気を消して回ります。このように片づけをしていると子どもたちも起きてくる時間です。そうすると子どもも片づけを手伝ってくれます。
私はお酒は飲みませんが、晩酌中の主人につき合いながら会話をすれば主人の酒量をコントロールできるかもしれないと思い、何度もチャレンジしました。ですが、酔っ払うと短気になってしまう主人。ちょっとお酒を止めるとかんしゃくをおこしたり怒鳴り出したりするので、だんだんそこにいるのが辛く、離れていってしまいました。
そして、主人は酔いのひどいときには新築したばかりの壁を殴って穴をあけてしまったり、恥ずかしい話、トイレでの粗相もするようになってしまいました。
もちろん、こんなことを毎日続けるのは身体にもよくないので、それなりの治療をしてもらおうと思っています。しかし、とてもとても頑固な夫。「酒は絶対にやめんぞ!」とことあるごとに断言され、言葉だけでなく態度でも威嚇されているので、どうやって治療にもっていくか本当に悩んでいます。
義母や義姉などとも相談してチャレンジしていますが、どれもこれもうまくいきません。ですが、ここで諦めると取り返しがつかないことになると思うのです。何かいい手はないかと試行錯誤の毎日です。
※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。
※すべて個人の体験に基づいているものです。