ジャガイモの茎からミニトマト?―。善通寺市大麻町の戸祭幸子さん(77)の家庭菜園で5月下旬、ジャガイモの茎部分にミニトマトそっくりな実ができているのが見つかった。戸祭さんは「こんなのは初めて。なんでジャガイモから…」と驚いている。
戸祭さんは3月中旬、自宅横の家庭菜園に市販の「キタアカリ」というジャガイモの品種を植えた。収穫期を迎え、数多くの茎に直径2センチほどの緑色の実が鈴なりにできているのを発見。硬い実を切ってみると、小さな種がびっしりとあり、ミニトマトと思ったという。
県農業生産流通課や農研機構西日本農業研究センター四国研究拠点(同市仙遊町)によると、正体は“ジャガイモの実”。ジャガイモはトマトと同じナス科の植物で、成長過程で花が咲いた後、気候の影響などによりミニトマトそっくりな実をつける場合があり、北海道などではよく見られるらしい。
同課は「緑色の果実には毒素があるため、決して食べないで」としている。
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