勉強のこつを紹介する勉強本。小学生の学びに役立つものもあります。保護者のみなさんが目を通し、家庭でのアドバイスに結びつけることもできそうです。
『親が知っておきたい学びの本質の教科書 教科別編』
受験まんが『ドラゴン桜2』の主人公、桜木建二を案内役に、教科別に11人の識者から聞いた最新の受験情報や勉強の醍醐味などを伝授するのが、この本です。
たとえば「算数」。数学者の牛瀧文宏さんがすすめるのは「make10」という遊びです。車のナンバープレートが示す四つの数字を足す、引く、かける、割るを使って操作して「10」をつくります。数の感覚を身につけられるといいます。
元サッカー日本代表の岩政大樹さんは「試合のあらゆる場面で、原因を突きつめて処方箋を打ち、その現象を起こさせないようにする」として、具体的なプレーを例に数学的思考を解説します。
「理科」では生物学者の福岡伸一さんが登場。「教科書の用語を無理やり覚えるのではなく、生物学そのものの歴史を知るといい」といいます。無味乾燥ではなくなり、深い理解が得られます。
ほかに、人気塾「探究学舎」の宝槻泰伸代表らも登場。気になったところから読み始めても引きこまれるはずです。
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