令和生まれです。よろしくね―。東かがわ市松原のしろとり動物園で、新元号生まれの赤ちゃんが続き、飼育員らを喜ばせている。改元初日にミーアキャット1匹が命を授かったのを皮切りにトラの双子、カピバラの四つ子などが生まれた。いずれも今月中旬には、来園者にお披露目する予定。
ミーアキャットの赤ちゃん=写真㊤=は、令和初日の5月1日早朝に誕生。6歳の雄カーターと昨年に同園で生まれた雌ミルの間で子宝に恵まれた。現在は飼育員がミルクを与える人工保育で、約7センチだった体長は手のひらサイズの約15センチに。灰色の体につぶらな瞳を輝かせて動き回っている。
トラの双=写真㊤=はベンガルトラの共に雄で、5月10日に生まれた。7月にいずれも4歳となる父エス、母パコにとって初めての子どもで、双子は出生時の約20センチ、約1キロから1カ月足らずで約45センチ、約3キロまで成長。トラらしく茶色の体に黒色のしま模様は入っているものの、威風堂々とした成獣にはない、愛らしい姿を見せている。
ほかにもヤギに子どもが誕生し、今月には「世界最大のネズミ」とも言われるカピバラに四つ子が誕生した。
このまま順調に育てば、今月中旬にトラは「抱っこ会」でデビュー。カピバラ、ミーアキャットも同時期をめどに、飼育員がミルク、離乳食をそれぞれ与える様子が見られる機会を設ける。松村一史副園長は「令和に誕生した赤ちゃんたちをぜひ見に来てほしい」と話している。
入園は所定の料金が必要。問い合わせは同園〈0879(25)0998〉。
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