陸上女子棒高跳びでともに高校日本一を経験し、3月に観音寺一高を卒業した田中伶奈さん(18)と山地里奈さん(18)が3日、そろって香川大に入学した。「良き友であり、良きライバル」の2人が、故郷からさらなる高みを目指す。
山地さんは高校2年生で全国高校総体(インターハイ)、秋の国体、U18(18歳以下)日本選手権で優勝。一方、田中さんは3年生でインターハイを制し、U20日本記録、日本高校記録も樹立した。
県外の大学への進学も考えたが、練習環境を維持できる香川大への進学を決めた。田中さんは教育学部、山地さんは経済学部で勉学に励みながら、同大の陸上競技部や、高校の恩師のもとで競技に打ち込む。
この日、高松市幸町の同大で開かれた入学式に臨んだ2人。お互いを「自分の成長には欠かせない存在」と認め合いながら、田中さんは「日本記録更新を目指したい」、山地さんは「競技はもちろん、人間としての視野を広げたい」と笑顔で語った。
式では、筧善行学長が「人と人のつながりの大切さを学ぶとともに、感性や知性などを身につけてほしい」と新入生を激励した。本年度入学したのは、学部と大学院合わせて1615人。学部の新入生は教育168人、法169人、経済257人、医194人、創造工339人、農152人。各学部の編入生は42人、大学院は計294人。
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