温室栽培した県オリジナル品種のミカン「小原紅早生(おばらべにわせ)」の初競りが14日、高松市瀬戸内町の市中央卸売市場であった。1ケースの最高値は過去最高の250万円(24個入り=2・5キロ)を記録し、令和初の「ご祝儀相場」で1個10万円超の値が付いた。
出荷は中元商戦が本格化する7月にピークを迎える。
競り落とした五色青果(高松市)の山下賢也常務は「令和最初の競りで奮発した。中元商材として全国へアピールしたい」。生産者で県農協高松市西部地域温室みかん部会の宮本正三部会長は「250万円はびっくり。小原紅早生を一人でも多くの人に知ってもらうきっかけになれば」と期待を寄せた。
小原紅早生は鮮やかな紅色と濃厚な甘みが特徴で中元などの贈答用として人気。同市内では5軒が栽培している。今年は5月の少雨の影響でやや小玉ながら食味は良好という。
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