福山雅治が、大泉洋が主演する映画「新解釈・三國志」の主題歌を担当することがわかった。福山が、映画の主題歌を担当するのは「名探偵コナン ゼロの執行人」以来2年ぶりのこと。書き下ろし楽曲「革命」が使用された予告編もお披露目された。
長年にわたり親しまれている「三國志」を、福田監督流の“新解釈”を史実に盛り込んで映画化するオリジナルの意欲作。主演の大泉洋が愚痴と文句しか言わない蜀の武将・劉備玄徳に扮し、ムロツヨシ、橋本さとし、高橋努、山田孝之、城田優、佐藤二朗、賀来賢人、岡田健史、矢本悠馬、半海一晃、橋本環奈、山本美月、岩田剛典、渡辺直美、小栗旬、磯村勇斗、阿部進之介といった豪華キャストが結集している。
福山は「台本を読ませていただいた『新解釈・三國志』は、その時代を懸命に生きる人間達の喜怒哀楽を、福田監督が人間愛の目線を持って、笑えて、かつ感動出来る作品へと昇華した一大エンタテインメント作品でした」と説明。「劉備をはじめ、どの登場人物も大義を掲げ、祖国のより良い未来を求めて中華を変えようとする革命家である、と。その時代は武将に限らず、市井の人々も武将へと昇り詰めようと自分なりの『革命』を起こしていた人もいたでしょう。それは、時代を超え現代を生きる我々にも、そして未来を生きる人々にも通ずるのかと」と話しつつ、楽曲への思いを述べる。
福山「この歌はそんな“自分革命”の歌です。『カッコいい楽曲を!』とのオファーをいただいたので、曲調はアップテンポのロックサウンド。歌詞では『さあ風となれ。私よ今、私に革命を起こせ。私だけが、私を変えられるのだと』と、三國志の世界観に触発され、いつになく熱い言葉が生まれてきました。『新解釈・三國志』における『男達の熱い部分』を勝手ながら担当させていただいたと思っております」
大泉は福山の参加に驚くばかり。「この映画は大人たちがお金をかけて好き勝手ふざけている作品なので、最後の最後で福山さんのめちゃめちゃカッコイイ歌が入ることで、作品が見事に締まって、すごくいい映画を観た気持ちになりました(笑)。ただ、嬉しい反面、福山さんまでこの福田雄一ワールドに加わってよかったのか! という思いはあります。日本の最後の砦みたいなとこありますから! そこは福田さんにも手を出してほしくなかったなー。このおバカ過ぎる世界に我らが福山さんまで引きずり込んで欲しくなかった(笑)」と語りつつ、裏話も明かす。
大泉「福山さんご本人からは、主題歌をやられるにあたり、直接お会いした際に『洋ちゃんの役かっこいいよ~』としきりに仰っていただき、非常に壮大で熱い映画だと思っていらっしゃるようなのですが、、、最後のクライマックス以外、劉備は95%くらいかっこ悪いはずなので、違う映画を観たんじゃないかと心配になっています(笑)」
主題歌「革命」が流れる予告編は、群雄割拠の覇権争いが展開するかと思いきや、「負けるでしょうよ」とぼやく劉備、戦で大切なことは「ネバギバ☆」と答える孔明といった“笑い”の光景も。まさに“新解釈な三國志”を垣間見ることの出来る内容となっている。
「新解釈・三國志」は、12月11日から全国で公開。
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