湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、上海線が発着する高松空港でも検疫体制を強化。訪れる中国人観光客の大半はマスク姿で高松市内のドラッグストアでは、国内で品薄のマスクを大量にまとめ買いする中国人の姿が目立つようになっている。
ダイコクドラッグ高松丸亀町店では、数日前から一度に大量のマスクを購入する中国人客が急に増え、売れ行きはいつもの10倍以上になったという。
店では23日にマスクが在庫を含めてすべて売り切れ、24日は急きょ新しい商品を発注。この日も朝から中国人が次々と訪れ、マスクをまとめ買いしていた。上海から来県したシュリ・ファンさん(60)は「上海ではマスクが品薄で手に入りづらくなっている。家族の分をできるだけ多く買って帰りたい」と計200枚のマスクを箱ごと購入していた。