あなたに手紙を書きます。SDGsについて学んでいるあなたに手紙を書きます。
SDGsとは、国際連合に加盟する193か国が世界を良くするために決めた「持続可能な開発目標」のこと。2030年をゴールに、世界中で取り組んでいます。達成目標の中には、貧困や水と衛生、教育や不平等の問題、気候変動や人間らしい働き方などがあり、読んでいると「実現したら、すばらしい世界になるだろうなぁ」とわくわくします。
それにこのSDGsを学ぶと、もっといいことがあるんだよ。例えば、ここに書かれている17の目標を横に置いて新聞を読んでみる。すると、「これはSDGsの定めた強靭なインフラ整備についての記事かなぁ」なんてわかってくる。別の記事を読むと、「これはジェンダー、平等の達成についてだ」と判断できます。細かい内容は理解できなくても、新聞記事がSDGsの何について書かれた内容かがわかるようになるだけで、世界の仕組みや課題などが見えてきます。
新聞記事をスクラップして、記事を自分なりに要約してみると、文章を書く力もついてきます。中学入試にSDGsに関する問題を問う学校も増えていますから、一石二鳥の効果があります。
小学生のうちから社会に関心を持つことはとてもいいことだからね。朝小にもSDGsに関する記事がたくさん出てきます。しっかり読んで、世の中についてくわしくなりましょう。
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ひきた・よしあき 博報堂のスピーチライター、博報財団コミュニケーション コンサルタント。
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