筆を使わず全身を使って絵の具遊びを楽しむイベント「絵の具であそぼう」が17日、東かがわ市松原の本町小学校体育館で開かれた。子どもらは手や足を筆代わりに真っ白な紙のキャンバスを色とりどりの絵の具で埋め尽くし、体全体でアートの魅力を満喫した。
イベントは多度津町出身で東京を中心に活躍するアーティスト、新宅百絵さん(27)が子どもの自由な感性を伸ばし、豊かな心を育もうと全国各地で開催している。今回は新宅さんに共感した東かがわ市の住民有志が実行委をつくって招き、市内の小学生とその保護者など約130人が参加した。
子どもたちは、容器に入れられた赤や青、黄、紫など用意された8色から好きな絵の具を選ぶと、友人らと床に敷かれた画用紙にペイントを開始。手形をつけたり、紙の上を転がったりして服を絵の具だらけにしながら、思い思いに創作活動を楽しんだ。
本町小5年の岡田憂真君(11)は「紙の上をごろごろするのが楽しかった。またやってみたい」と話していた。