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リトルビーズビレッジ 楽天市場店

楽天市場にて、ビーズ講師とビーズ作家数名が、ビーズクロッシェを中心にオリジナルビーズ・キットや、ビーズとハンドメイドにお役立ちの道具等を販売しております!

http://www.rakuten.co.jp/littlebeadsvillage/

一般の小売店とは違い、講師と作家目線でのショップ運営をしているのが、当ショップの特長です。

ビーズクロッシェとビーズ、そして、ハンドメイド全般をより多くの方に楽しんで頂くためのお手伝いしていきたいです!

ご要望、ご希望の商品などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

どうぞよろしくお願い致します。

【始めに】ビーズクロッシェとは?①

「クロッシェ」とは、フランス語で「かぎ針」または「かぎ針編み」のこと。

ですので、ビーズクロッシェとは、簡単に言うと、ビーズを通した糸をカギ針(またはレース針)で編むことです。

予め、決められた順番にビーズを通し、指定された編み方で編んでいくと、いろいろな作品に。

ビーズを通してしまえば、いつでも、どこでも楽しめる、、、というのが、また、魅力です!

1) ビーズクロッシェとは?

ビーズクロッシェは、ビーズワークの一種で、
「ビーズ」を「クロッシェ:仏語でかぎ針編み」する、すなわち、ビーズを通した糸をかぎ針(又はレース針)で編んでいく技法です。

かぎ針、レース針を使いますので、広く言えば、編み物の一種と考えてよいと思います。

ただ、ビーズを予め、レシピ通りに通しておくことが必要で、「このビーズを通す」という作業がなければ、ただのというか、普通の編み物になってしまいます。

当たり前ですが、ビーズクロッシェに「ビーズ」は必須ですね。

編み物のテクニックである「鎖編み」「細編み」「長編み」などを使う作品、編み方があり、また、編み物記号も、ビーズクロッシェのレシピに使われます。

ビーズのがま口やモチーフ編みなどがそうですね。

また、そのほかに、「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」「ルトゥールクロッシェ」等のビーズクロッシェ独特の編み方もあり、
どうやって編んでいるの??というような作品を作ることができます。

「ビーズクロッシェ」というと、難しそうとか、編み物の経験がないからとかで、敷居が高いと思われている方も多いようですが、
実は、基本的な編み方の種類はあまり多くなく、一度マスターしてしまえば、いろいろな作品を楽しむことができます!

また、テクニックも編みだしてしまえば、同じ動作の繰り返しが多く、レシピとにらめっこしなくても編める作品も多いです。

なにより、ビーズを通しておきさえすれば、いつでもどこでも編めるのが良いところ!
ぜひ、お気軽に始めてみて下さいね。

ビーズ作家兼、講師兼、ショップ店長の私 yuppy.beads が解説いたします!


◯どんな作品があるの?
ショップInstagram↓
https://www.instagram.com/littlebeadsvillage.rakuten/

2) 編み物ができないと、ビーズクロッシェは難しい?

前述のように、ビーズクロッシェでは、「鎖編み」「細編み」「長編み」などを使う作品、編み方があり、また、編み物記号も、ビーズクロッシェのレシピに使われます。

ただ、編み物と全く同じかというと、ビーズが入ってくると、「ビーズを引き寄せて」「ビーズをおさえて編む」など、編み物とは違ったテクニックが出てくるため、編み物では使わなくてもよい指を活躍させたりする必要が出てきます。

また、ビーズクロッシェ独特のテクニック「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」は、編み物の「鎖編み」「引き抜き編み」の組み合わせですので、

編み物未経験の方でも、ひとまず、編み物の基本の「鎖編み」さえできれば、あとは、編み物お得意の方ともあまり遜色なく、編んで頂くことができます。

また、ビーズクロッシェ独特のテクニック「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」等は、編み物の記号は使わず、ビーズクロッシェ独特の記号を使って、レシピが作られていますので、編み物のテクニックとは関係がありません。

ですので、ビーズクロッシェ独特のテクニック「ペレンクロッシェ」「チューブクロッシェ」等に限っては、編み物の経験の有無はあまり関係がないかと、経験上、私は思っています。
(レース針の持ち方、糸のかけ方と鎖編みのレッスンの時間が余分なだけです)

ただ、がま口ポーチなどのモチーフ類、「細編み」のテクニックとレシピに編み物記号を使う「ルトゥールクロッシェ」、近年人気のトルコ伝統的な編み方「オヤ」編みは、編み物経験者の方の方が、理解が早いです。

特に、がま口ポーチや、お花のモチーフ類を編む速度は、編み物の経験の有無で相当変わります。
ので、編み物未経験の方は、モチーフ等を編む場合は、ちょっと時間がかかる覚悟を持って、また、ビーズなしの「編み物」にも興味を持っていただいて編んでみると、このような「編み編み系」ビーズクロッシェも上達されると思います。

◯まずはここからアイテム↓
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【始めに②】ビーズクロッシェとは②

3)ビーズクロッシェのテクニックの種類は?簡単にまとめました!

ビーズクロッシェのテクニックには、主に以下のものがあります。
ごくごく簡単にご紹介します。
これらのテクニックを組み合わせたり、変化させたりして、上級レベルだとより深く楽しみますが、
基本的なテクニックは、これだけですので、これさえ覚えてしまえば、、、です!

また、機会がありましたら、それぞれのテクニックについて、ご説明しますね!


・鎖編み:鎖編みにビーズを1コを入れて編む。ビーズを入れないで編む編み地とビーズを入れて編む編み地を組み合わせることも。

・ループクロッシェ:ビーズを複数個入れた鎖編みで編む。

・ペレンクロッシェ:ビーズを1~複数個入れた鎖編みのくさり目、針を入れ、ビーズを入れた引き抜き編みをし、らせん状に編む。

・チューブクロッシェ:引き抜き編みにビーズを1個ずつ入れて、チューブ状に編む。

・ルトゥールクロッシェ:鎖編み、細編み等を組み合わせ、編み地を返しながら、往復して編む。

・モチーフクロッシェ:ビーズボールやフラワーモチーフなどを鎖編み、細編み、長編み等の編み物のテクニックで編む。

・その他(エビ編み、ビーズを先に入れた細編み、オヤ編み等)


4) まとめ

以前は、ビーズというと、テグスを用いて編む「テグス編み」が主でした。今でも、ビーズというと、テグスで編んだリングや動物モチーフを思い浮かべる方が多いことでしょう。

ただ、昨今では、ビーズワークは様々な進化を遂げています。

9ピンやTピンを用いる「ピンワーク」、ビーズ糸と針で編む「ビーズステッチ」、ワイヤーを用いる「ワイヤーワーク」、コードを用いる「マクラメ編み」「ソウタシエ」など。

その中でも、ビーズを糸に通してしまえば、気軽にどこでも楽しめるビーズクロッシェ。

病院の待合室や、ちょっとした待ち時間、飛行機や車(乗り物酔いに気を付けて笑)、電車で座れたときに、、、中には、立っているときでも編むという強者も!

ほかのビーズテクニックの作品よりも、やわらかく柔軟な編み地になる場合が多く、ボリューミーな作品を短時間で作ることができるのも、特徴です(作品によっては、細かくビーズを編みこんでいくので、時間がかかるものもあります)。

また、チューブクロッシェ(上画像)などは、丸大、丸小ビーズなどのシードビーズ(径が小さい細かいビーズ)さえあれば、作品ができるというリーズナブルなものも。

ビーズクロッシェ、始めてみようかな、どうしようかなと迷っている方! ぜひ、一度トライなさってみて下さいね!


楽天市場 ビーズキット店Little Beads Village リトルビーズビレッジでは、多くのビーズクロッシェキットを扱っております!

ぜひ一度、ご覧くださいませ!

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【ビーズクロッシェと糸⑴】糸との相性

糸にビーズを通してから編んでいくビーズクロッシェ。

どのような糸を使うと作品をより素敵に仕上げることができるのでしょうか?どんな素材の糸がビーズクロッシェに向いているのでしょうか?

糸といっても、細いもの、太めのもの、色も様々、メーカーもいろいろ、百円ショップでも手に入ります。

実は、いろいろな糸が手軽に使えるというのも、ビーズクロッシェの魅力の一つではあるのです(ビーズが通りさえすれば、どんな糸でも、もちろん編めるのです)が、

せっかく作るのですから、「きれいに仕上がる!」そして、「編みやすい!」というのも大事ですよね。

こちらでは、より魅力的な作品を作るための「ビーズクロッシェに最適!おススメ!」のレース糸等をご紹介いたします!


● ビーズクロッシェに適している糸とは

そもそも、ビーズクロッシェとは、必要なビーズをあらかじめ糸に通し、レース針等で、作品を編んでいく技法です。

ですので、ビーズとレース針はもちろん、必須アイテムなのは、レース糸等の糸類。

ビーズは使いたいもの(これもある程度、使いやすいもの、そうでないものがありますが)を用意するとして、
糸はどんな糸がビーズクロッシェに適しているのでしょうか。その条件は?

同じビーズを使っても、糸がその作品に適していなければ、編みにくいですし、ビーズクロッシェは使用される糸が思ったより見えるので、作品の出来を大きく左右します。

お家に眠っていたりするレース糸とか、手芸店で販売されている糸、或いは、百円ショップ等で手軽に手に入るレース糸、、、
どんな糸でもよいのでしょうか。

もちろん、編み込みたいビーズがその糸に通せるのが大前提(ビーズが通らなかったら、使えませんので笑)ですが、
ビーズを入れて編むと、「編みやすい」糸と、「編みにくい」糸が、実は存在するのです。

ビーズクロッシェ作家兼講師兼ショップ店主の目線から、こちらのビーズを入れて編んで「編みやすい」糸、「編みにくい」糸を解説いたします。


● ビーズクロッシェに適する糸の特性

ビーズクロッシェは、レース糸等の糸やコードに、ビーズを通してから編みます。

ですので、ビーズクロッシェに使われる糸の条件の第一として、使いたいビーズが通る細さ、ビーズワークに一般的によく使われる丸大ビーズ、丸小ビーズ、パール(パールは以外に穴が小さいものが多いんです)が通るくらいの細さです。

ですから、ビーズクロッシェにでは、一般的に毛糸ではなく、レース糸、細めのコード類が使われます。

では、細めの糸や、コードの中で、更にどのような糸が、ビーズクロッシェに適しているのでしょうか。

⚪︎ ビーズクロッシェを編みやすい糸とは?

毛足が長いモヘアタイプの糸は、通したビーズが糸の毛足に絡まってしまって、編めなくなってしまう可能性があるので、毛足の短い、撚りがしっかりとしたものが使われます。

撚りが甘く糸割れしやすい糸も、毛足が長い糸と同様、編んでいる途中で、ビーズが糸に絡まってしまうので、初心者の方には扱いがやや難しいです。

例えば、同じレース糸でも、オリンパスエミーグランデや金票より、ダルマのラメのレース糸は、ラメ入りで華やかな作品が編めますが、前者より、やや毛足が長く、糸の撚りも甘く割れやすいので、初心者の方が扱うには、難し目です。
ある程度、ビーズクロッシェに慣れた方におススメです。

⚪︎ よりきれいなビーズクロッシェ作品を生み出す糸とは?

仕上がりの点からみても、細くて、毛足が短ければ何でもよいかといえば、そうでもなく、糸の固さ、ハリが大変大事です。

以前一度、あまり使ったことのない糸を使ってみようと思い立ち、きれいな色のマクラメ用の糸を使用して作品を作ったことがあります。

編む際には、多少滑りが良すぎて、ビーズが滑ってやや編みにくいかなという程度だったのですが、
完成後、少し着用してみると、すぐに作品がくしゃくしゃになってしまい、途中、糸割れが目立ったり、よじれてしまったりで、せっかく編んだのに、2,3回つけただけで、もう使い物にならなくなってしまったことがあります。

今から考えると、その糸は糸のヨリが甘く、解けやすい、そして、ハリがあまりなく、形状が保たれにくいという特徴があったのだと思います。

ですので、一般的にビーズクロッシェ・キットに使用されている糸や、ビーズ販売店、ビーズクロッシェ関連書籍で、ビーズクロッシェに最適と紹介されている糸類を使うことが、やはり安心ということになるでしょう。

ただ、ビーズクロッシェに慣れた方で、様々な糸を試すという心意気は、もちろん必要だと思います。

【ビーズクロッシェと糸⑵】糸の種類①

こちらでは、一般的に「ビーズクロッシェ」に適するといわれる糸類を紹介いたします。

最も身近なものは、「レース糸」かと思いますが、ほかにもよく使われるものがあります。

・レース糸(20番、40番等の太さ)
・コード類
・ビーズクロッシェ専用糸
・その他 テグスなど


一般的なビーズクロッシェの作品キット類は、使用する糸がキットにセットされていることが多く、また、書籍等で掲載されているビーズクロッシェの作品のレシピ等には、必ず糸の指定がありますので、そちらの指定の糸を使うのが良いでしょう。

ビーズクロッシェの糸は、作品の出来を大きく左右しますので、指定されている糸を使うことは、とても重要なことです。
糸が変わると、使用するビーズ、編み方があっても、仕上がりの印象はかなり変わります。

ただ、特に書籍やネットなどのレシピ指定の糸が手に入らない場合や、ご自分でオリジナルや、色替えなどをしてみたい(著作権法にご注意ください!)という場合は、どのように糸を選んでいった方がよいでしょうか。

糸の種類ごとに、説明していきますね。

⚪︎ レース糸
ビーズクロッシェに最も一般的に使われるのが、レース糸です。

毛糸でも、極細の製品であれば、ビーズを通し編むことは可能ですが、一般的なビーズクロッシェの作品では、やはりレース糸が使われています。

私の作品も、ほとんどがレース糸を使用した作品です。


ビーズクロッシェの作品で、もっとも使われているのは、レース糸の番手でいうと、20番、40番(*)。

製品のラベルに、大抵「#20」「#40」という表記がされています。

また、私が好んで使っているダルマの「ラメのレース糸」は、30番という太さです。

レース糸には、もっと細い80番、100番などの種類もあり、繊細な作品が編めますが、ビーズを通すとそれだけ絡まりやすくもなり、細すぎる糸は、扱いが難しくなります。

ビーズクロッシェ上級者は、このような極細の糸を使って、非常に繊細な作品を製作することもありますが、一般的な作品には、20番~40番の太さのものが使われています。


「編みやすい」と私が感じ、おススメなのは、

・オリンパス エミーグランデ 20号 (オリンパス製絲株式会社)

 太めのレース糸。上質なエジプト綿を100%使用。カラバリが豊富で、ラメ入り、グラデーションカラーのものがあり、楽しめます。
 また、太目で編みやすく、ビーズクロッシェ初心者様にも。

・オリンパス 金票 40番 (オリンパス製絲株式会社)
 様々な作品でビーズクロッシェに使われているレース糸。こちらも上質なエジプト綿を100%使用。豊かなカラーで、グラデーションの
 パターンも豊富です。糸のよりがしっかりしているので、通したビーズが扱いやすく、切れにくい。

・ダルマ ラメのレース糸 (横田株式会社)
 キラキラとしたラメが印象的なレース糸。華やかな印象の作品に向きです。
 ビーズを少しだけ入れて、糸だけのパートが多くても、作品として成立するこちらもビーズクロッシェには、よく使用されている。
 カラバリは8色。
 オリンパス金票に比べると、多少、糸のよりが甘いので、クリスタルガラスなど、穴のカットの鋭いビーズを使う場合は、
 糸が切れる可能性があるので、注意が必要。


よく使われているレース糸は、こちらの3種ですが、もちろん、そのほかのレース糸も使用できます。

百円ショップで、販売されている20番、40番のレース糸でも、手軽にビーズクロッシェが楽しめます。

ただ、上記のメーカー品と比べると、糸のよりが甘く切れやすかったり、毛足が長めで、ビーズが絡まりやすかったり、
「ビーズを引き寄せて編む」際に、滑りが悪いという欠点もあります。

しかし、「町の手芸店」が激減している現在、メーカー品のレース糸は、意外に入手困難となっていますので、
ちょっと試してみよう、、、という方には、お値段的にも、百円ショップのレース糸を使っていただくのもよいと思います。

より、ビーズクロッシェを楽しみたい、素敵な作品を作りたいという場合は、ぜひ、上記のおススメの糸をお試しいただきたいです。


*レース糸は、数字が大きくなるほど、糸の太さが細くなります。

【ビーズクロッシェと糸⑵】糸の種類②

⚪︎コード類

ビーズクロッシェでは、レース糸以外にもマクラメなどで使用される、いわゆる「コード」類も使うことができます。

画像奥の大きい巻きのコードは、「メタリックコード」と呼ばれているもので、ちょっと太めですので、丸小ビーズや穴の小さなビーズは通らないこともあるので、使用できるビーズは限られますが、

光沢があり、編むとまるで、「糸」というより「ワイヤー」で編まれたような作品に仕上げられます。

また、コード類は、けば立ったり、糸のように割れたりもしないので、初心者さんが編みやすいという利点があります。

レース糸の作品ですと、どちらかというと、エレガンス系の作品が多いのですが、コードを使って編むと、カジュアルな仕上がりのものが作りやすいので、日常使いのものをデザインするのにも、コード類はおススメです。


そして、画像手前のものは「グリフィン糸-ナチュラルシルクコード(絹100%ビーズ糸)」。

グリフィン糸とは1866年に創業したドイツのSchinle Perlseiden社のメーカーブランドの"グリフィン"が手掛けるビーズコード(ビーズ用の糸)のことです。

天然石等を通すだけのシンプルなアクセサリー作りにも使われるもので、絹100%だけあって、光沢がよく、適度なハリもあって、ビーズを入れずにシンプルに鎖編みで編むだけでもきれいな編み地になります。

また、先端に細いワイヤー針が付いているので、「ビーズ通し針」をつける必要がないというのも、魅力の一つです。

ただし、封入の全長が2メートルと決まっているので、複雑な作品を編むには、かなり短いです。
ですので、その長さで編み上げられる鎖編みのみの作品に使われる場合が多いようです。


⚪︎ ビーズクロッシェ専用糸

チューリップ株式会社や、フジックス株式会社より、ビーズクロッシェ専用糸が販売されています。

画像は、チューリップ株式会社製ですが、どちらかというと、「コード」の部類に近いような感覚です(私見です)。
一般のレース糸より、撚りがしっかりとしていて、毛羽立ちが少なく、ビーズの滑りもよいものが多いです。

私は、個人的に、レース糸を使ってビーズクロッシェを編むことからスタートしましたので、あまり、「ビーズクロッシェ専用糸を用いた経験がなく、扱いに不慣れなせいか、細めのビーズクロッシェ糸は滑りが良すぎて、やや編みにくい(申し訳ありません)のですが、
これは「慣れ」の問題もあるかと思います。

太目のビーズクロッシェ専用糸は、レース糸とコードの中間的な感覚て、ビーズを入れても、ビーズを入れなくても、しっかりとした編み地になるので、シンプルな編み地でも素敵な作品に。

色も鮮やかな美しいものが多いので、自分の好みの色を選ぶのも楽しいです。
細めのレース糸だと、ちょっと頼りない編み地になりがちなビーズを入れた鎖編みやループクロッシェ、ルトゥールクロッシェなどの編み地を編むときに便利ですし、作品の仕上がりもきれいなものになります。

ただ、一般の手芸店では取り扱いのない場合が多く、なかなか手に入りにくいのが難点です。
フジックス株式会社、チューリップ株式会社のビーズクロッシェ専用糸は、大型のビーズ専門店で手に入れることができる場合もあります。

Little Beads Villageのショップでは、現在、チューリップ株式会社製のビーズクロッシェ専用糸を販売しております。
ご興味ある方は、ぜひのぞいてみて下さい!
Little Beads Village チューリップ社ビーズクロッシェ販売ページはこちら

まとめ~美しい作品を作るために

しました。

既製品ではなく、ご自分で「編んで楽しんで、身に着ける」ということから、美しい仕上がりのために、

1)ハリがある毛羽立ちの少ない糸類
2)編みやすい糸割れの少ない撚りのしっかりした糸類

が大前提となります。

10年以上ビーズクロッシェに携わってきた経験では、やはり、信頼のおけるのは、当然のことではありますが、大手メーカー製造の糸類、また、「ビーズクロッシェ」関連の書籍、ビーズ販売店(ネットショップを含む)に取り扱いのある糸類だと思います。

⚪︎ 初心者様向けの糸
初心者の方は、どうしても手近で手軽な百円ショップやお宅に手持ちの糸類を使ってしまう場合もあるかと思いますが、仕上がりの点でも、編みやすさという点でも、あまりお勧めはできません。

初めてビーズクロッシェにチャレンジされるという方には、その作品に合った糸類が封入されている市販のキットが最適でしょう。
出来ましたら、まずは、お気に入りのキット等でチャレンジしてみて下さいね!

⚪︎ オリジナル作品を作るための糸

オリジナルで作品を作られる場合は、糸の種類のご紹介の際に少し触れましたが、作品の雰囲気によっても、糸選びの判断が変わってきます。

カジュアルな鎖編みで編むようなシンプルな作品には、コード類、ビーズクロッシェ専用糸がパリッと仕上がりますし、エレガントな複雑な作品を編む場合は、オリンパス金票やダルマのレース糸のような細めのメーカー品がお勧めです。

キラキラした作品にはラメ糸、マットなインパクトがある作品には、やや太めのコード等、オリジナル作品製作の場合は、糸を変えるだけで作品の印象もかなり変わりますので、いろいろな糸を試してみるのも楽しいです。

クリアなビーズに、グラデーションの糸を使用してみたり、ラメ糸を使ってみたり、糸を変えるだけで色替えしたりできるのも、ビーズクロッシェの楽しみの一つです。

ぜひ、糸類からも「ビーズクロッシェ」を楽しんでくださいね!

ビーズキット店Little Beads Villageショップでは、すべてのビーズクロッシェ作品キットに糸が封入されています。
各デザイナーが選んだ糸とビーズ、作品の相性も楽しんで頂けましたらと思います!

ビーズクロッシェに適したレース針・かぎ針

ビーズクロッシェは、レース糸等の糸やコードに、ビーズを通してから編みます。

主に、レース編みに使うレース針を使って、編んでいきます。編み物に使われる編み針より細く、一般的に、金属部分がシルバー色になっています。

ビーズクロッシェでよく使われる号数は、0号から8号で、2号刻みにサイズがあります。

数字が小さい方が、太く(編み針は反対に、数字が小さい方が細いです)、2、4、6号が特によく使われます。

どのサイズのレース針を使うかは、作品キットにのレシピに、「レース針 〇号」などの指定がある場合が多いですので、それに従って、レース針のサイズを選びます。

レース糸以外に、メタリックコード等、レース糸以外の太めの素材で作品を編む場合には、レース針でなく、かぎ針を使用することもあります。

その場合、3号、5号程度の太さのかぎ針が使われることが多いです。

レース針なら、どのレース針でもいいの?

レース針といっても、何社かの企業が製品を製造しています。

基本的には、どの会社の製品のレース針でも、ビーズクロッシェ作品を編むことはできます。

最近では、百円ショップでも、買うことができますが、やはり、クロバー社、チューリップ社のようないわゆるハンドメイド専門のメーカーさんが販売してしているレース針が大変使いやすいです。

百円ショップ販売等のレース針ですと、私の個人的な感想ではありますが、レース糸が引っ掛かりにくかったり、編んでいて、糸割れしてしまったりして、かなり編みにくいです。

昔ながらの両カギ(針の両端に、かぎ部分が付いているもの)のレース針でも、もちろん編めますが、やはり、後述のゴム製のグリップ付きのレース針よりも編みにくく、支える指が痛くなったりしがちです。

クロバー社、チューリップ社のようないわゆるハンドメイド専門のメーカーさん製造のレース針は、1本900円程度(2023年現在)しますが、
綺麗に作品を編みたい、継続的にビーズクロッシェをしたいという方は、メーカーさん製造のレース針をお使いになることをお勧めいたします。

特に、チューリップ社のビーズクロッシェ専用のレース針「シュクル」シリーズは、唯一のビーズクロッシェ専用レース針であり、チューリップ社がビーズクロッシェを楽しむ方のために作ったレース針です。
(レース編みにもご使用になれます。)

小さめのかぎ先、長時間編んでいても疲れにくいグリップ、ビーズを引き寄せやすい針軸が特徴です。

私も愛用しており、お教室でも、おススメしております。
チューリップ社ビーズクロッシェ専用レース針各種

チューリップ社ビーズクロッシェ専用レース針セット(0号~8号)

鎖編みのネックレスをきれいに編むコツ!

ビーズとレース糸で編むクロッシェネックレスは、編み物の鎖編みが編める方なら、初めてでも楽しめる手作りアクセサリーです。ただ、初めて編む方には、思わぬ落とし穴も、、、。

今回は、編み物の基本技法である鎖編みで編むチューリップ株式会社製「アクアマリンのネックレス」のキットをつかって、ビーズクロッシェの鎖編みのネックレス(*)をきれいにコツを、ビーズクロッシェ講師歴10年以上の私、ユッピビーズ(@yuppy.beads)がご紹介します。

基本の編み物のテクニックで、おしゃれなビーズクロッシェのネックレスを編んでみましょう!

(*)こちらの作品は、鎖編み一目にビーズを一つずつ入れて編む編み方です。鎖編み一目に、ビーズを複数個入れて編む場合と編み方のコツは異なりますので、お気を付けください。

1)ビーズクロッシェネックレスの魅力

必要なビーズをあらかじめ糸に通し、レース針等で編んでいくビーズクロッシェ。

その魅力の一つは、ビーズを糸に通しておきさえすれば、持ち歩いて、例えば、病院の待合や、乗り物の中、ちょっとした待ち時間を使って、楽しめることです。

今回ご紹介するチューリップ株式会社製「アクアマリンのロングネックレス」は、鎖編みの一目に、ビーズを一つずつ入れて編むだけですので、レシピを見ながらでなくても、編み進めることができます。

編み物、レース針に慣れていらっしゃる方でしたら、手軽に楽しんで頂けることでしょう。

ハンドメイドでネックレスを作る魅力は、なんといっても自分の好みの長さに仕立てることができる点。

キットには、少々余分にビーズが入っていますので、もう少し長くとか、編んでみて長すぎると思ったら、解いて少し短めに仕立てることもできます。

また、色違いのビーズ楽しむことも。

*その場合、著作権に十分ご注意ください。個人で楽しむことは許諾されていますが、商業利用は禁止されています。SNS等に発表する場合も、キットの色替えであること、デザイナー名(こちらの作品は下島優子先生デザイン)の明記をお願い致します。

また、他のビーズの技法ですと、ビーズを並べならべて、レシピを確認しながら編んでいくことが多いので、自宅やお教室など落ち着いた場所でないと編むのは難しいのですが、その点、ビーズクロッシェは、すでにビーズが糸に通してある状態であれば、持ち運びができますので、大変便利です。

私は、病院の待ち時間や、旅行の移動時間などに、ビーズを通した状態の作品を持ち歩きます。レストランに食事の場合も、待ち時間に編めますので、チャンスです笑。

飛行機の中で、ビーズクロッシェ作品を編んでいましたら、行きも帰りもCAさんに話しかけられ、楽しい時間を過ごすことができました。

ぜひ、ビーズクロッシェで退屈な待ち時間を楽しいお時間に変えて、そして、実際に使える素敵な作品を編んで頂きたいです!


2)基本の鎖編みのビーズクロッシェのネックレスを編むコツ

こちらはチューリップ株式会社製「アクアマリンのロングネックレス」のキットです。

わかりやすいイラスト入りのレシピ付き、材料の丸大ビーズ、ウッドビーズ、ファイアポリッシュ、そして、レース糸(20番)が封入されています。
レース針(0~2号)と、ビーズ通し針は封入されておりませんので、別途ご用意ください。

ビーズクロッシェ初めてさまには、太めのレース糸である20番のレース糸、レース針2号は扱いやすく、ビーズクロッシェ初心者様におススメです。

ただし、ご覧の通り、完成長さ200センチのロングネックレスですので、たくさん編みたい!という方向けです。
編み物になれていない方には、短い編み地で楽しめるネックレスキット、ブレスレットキットもショップにございますので、そちらからチャレンジくださいませ。

ビーズクロッシェ鎖編み編み方のコツ

⑴基本の鎖編みのビーズクロッシェの編み方のコツ~編み方~

レシピには、始めの目を作る位置「〇センチレース糸を残して、編み始める」という指定がありますので、指定の長さの糸端を残して、始めの目を作ります。

編み方は、編み物の鎖編みと全く同じですが、もちろんビーズがありますので、こちらの作品の場合は、ビーズを鎖編みの一目に一つずつ入れて編みます。
*作品のデザインによって、鎖編みの一目に入れるビーズの数は変わります。

ビーズを鎖編みの目に編みこむ際に、特に気を付けて頂きたいのは、

1)ビーズはレース針の根元に接触するくらいしっかりと引き寄せること。

 中途半端にレース針との間に隙間があるタイミングで編みこんでしまうと許し編み地になってしまいます。
 逆にレース針にのるくらい引き寄せすぎた位置で編みこむと、編みにくく、きつすぎる編み地になります。

2)鎖編みの目の高さを、引き寄せたビーズにきちんと合わせること。

 こちらは作品のデザインによります。こちらの作品は、編み込んだビーズがきれいに一列に並ぶようなデザインの場合、とても大切なことです。
 鎖編みの目の高さをビーズに合わせないと、編み込んだビーズはきれいに一列に並ばず、うねったり、編み地が回転したりして、こちらの作品の完成画像のようにはなりません。十分注意してください。

3)鎖編みの目の高さをビーズの高さに合わせたら、左手の親指と中指で、しっかりとビーズを支えながら、引き抜き抜くこと。
(左利きさんの場合は、右手の親指と中指で)

 ここで、しっかりとビーズを左手の指で押さえて支えないと、レース針に糸をかけるときに、ビーズがレース針の根元から離れてしまいます。画像のように左手の中指でレース針ごと支えてあげると、引き寄せた時にビーズが逃げていきません。

4)糸をかけて引き抜くとき、左手の人差し指をしっかりと立てて、糸を張った状態で引き抜くこと。その際にも、軽くレース糸を引いて、目の高さをビーズに合わせます。

 これは編み物になれている方はあまり気にならないかもしれませんが、意外に大事なことです。編み物初心者さまのばあい特にここに気をつける必要があります。
 ビーズに気を取られるあまり、レース針に糸をかけて引き抜く際に、左手の人差し指が下がって、糸がぴんと張らない状態で引き抜いてしまう場合があります。
 そうなると、レース針に糸がかかりにくくなります。また、そればかりではなく、糸が緩んでしまうので、目の高さが変わってしまい、きれいに整った編み地にならなくなります。

とても細かく書きましたが、あまり意識せずにきれいに一列にビーズが並ぶように編める方は、1)~4)ができているということです。

逆に、ビーズがきれいに並ばない場合は、1)~4)のどれかに原因があると思いますので、探して改善してみて下さいね。


⑵うまく編めない場合、どうしたらよいの?

編み物の基本、鎖編みで編むからといって、気軽に編んでみたけれど、サンプルの画像のように編めない、どうしてきれいな編み地にならないのかわからないという場合があります。

綺麗に編めた方は、読み飛ばして頂いて、もちろん大丈夫ですが、もし、画像のように

1)ビーズがきれいに並ばずに、うねるようになってしまった。あるいは、編み地が回転してしまった。

2)ビーズは一列に並ぶが、目がそろわず見栄えが悪い編み地になってしまった。

という場合には、そのケースに合わせて、修正してみて下さいね。
それぞれ、前の章で書きました通り、はっきりした原因がありますので、対処してみて下さい。

レッスンの際に、私がよくお客様にいう言葉の一つに「ビーズクロッシェの良いところは、簡単に解けるところ」とお伝えしています。

レース針を外して、糸を引けば、一瞬で解けますよね。
*ただしその際はビーズを押さえながら、解いてくださいね。そうしないと、ビーズがほどいた糸に絡まって、余計な時間がかかります。

ですから、気に入らなければ、悩んでいるより、さっさと一瞬で解いて、編みなおした方が早いのです。
そんなフレキシブル(?)なところも、私がビーズクロッシェを好きな点の一つです。

では、1)2)の場合の対処法を具体的に説明します。

編み地が回転うねる場合~原因と対処〜

⑴原因

一言でいえば、編み地がきつすぎる、ビーズの高さに合わせて、鎖編みの目の高さを取っていないということです。

画像のケースは、丸大ビーズの方はまあまあ、目の高さになっていますが、大きいウッドビーズの方は、ウッドビーズを引き抜く際に、鎖編みの目の高さがウッドビーズより低くなってしまっているので、ビーズがぎゅっと詰まっている状態になってしまっています。

こうなると、編まれたビーズは、まっすぐに並ばず、編み地は回転してしまいます。

編み込むビーズが、すべて同じ大きさであれば、一定の鎖編みの目の高さで編めばよいのですが、編み込むビーズの大きさが変わるのであれば、意識的にビーズに合わせて、鎖編みの目の高さを変えなければなりません。


⑵対処法

画像のように、ビーズを編みこむ場合は、しっかりとビーズの高さ分、目の高さを取ってください。

画像の場合、わかりやすいように画像を撮りましたので、左手の指が写っていませんが、本来は、左手の親指、中指で、ビーズをしっかりと支えながら、編み込むビーズより、目の高さが少しだけ高くなるくらい、鎖編みの目を伸ばします。

これは、意識的にやらないと、画像のようにきれいに一直線にビーズは並びません。
この「アクアマリンのロングネックレス」の場合は、特にウッドビーズが丸大ビーズよりかなり大きいですので、ウッドビーズを編みこむときはしっかりと鎖編みの目を伸ばします。

実は、ビーズクロッシェに慣れた方でも、このコツを知らずに、いろいろな大きさのビーズを一定の目の高さに編んでしまって、編み地がまっすぐにならず、うねって回転してしまうというケースが結構あります。

逆にいうと、この「編みこむビーズの高さに合わせて、鎖編みの目の目を調節しながら、ビーズを編みこむ」、

つまり前章の
2)鎖編みの目の高さを、引き寄せたビーズにきちんと合わせること。

を常に頭に入れて、慌てずにゆっくりと編むことです。

編み物に慣れた方は、意外に「一定の力加減で編むこと」になれていらっしゃいますし、編む速度も速いので、もし、編み地が回転してしまうようでしたら、ゆっくりと、引き寄せてくる次のビーズの大きさ、高さを見ながら、編んでみて下さいね。

この作業に慣れてきたら、自然にスピードも上がり、きれいな編み地が早く編めるようになってきます。
どちらにしても、編み物でセーターなどを編むよりも、編む距離は断然短いので、慌てずにじっくり楽しみながら編んで頂きたいです。

目の大きさがそろわない~原因と対処〜

⑴原因
画像をご覧いただくと、わかるように、ビーズは一列に並んでいますが、「きれい」という印象はありませんね。

どうしてでしょうか?

そうです。それは、今度は先ほどとは逆に、今度は、編み地が緩すぎるのです。

先ほどの「ビーズの高さに合わせて、鎖編みの目を伸ばす」を意識しすぎると、逆に、目を伸ばしすぎてしまい、このように、なんとなくぴちっとしていない、あまり美しい印象にならない編み地になってしまいます。

そして、あまり緩すぎると、ビーズが鎖目の目をくぐってしまい、ビーズが今までと反対側に並んでしまうことにもなってしまいます。

これは、1章で書きました

1)ビーズはレース針の根元に接触するくらいしっかりと引き寄せること。

3)鎖編みの目の高さをビーズの高さに合わせたら、左手の親指と中指で、しっかりとビーズを支えながら、引き抜き抜くこと。

4)糸をかけて引き抜くとき、左手の人差し指をしっかりと立てて、糸を張った状態で引き抜くこと。
  その際に、軽くレース糸を引いて、目の高さをビーズに合わせます。

が関係します(ほとんど全部ですが)。


私が思うに、1)が結構関係します。

初心者の方は、ビーズを一旦引き寄せても、レース針で糸をかけて引き抜くタイミングで、ビーズを話してしまって、ビーズがレース針の根元から逃げてしまうことが良くあります。

そして、そのまま、無理やりビーズを入れて引き抜いてしまうので、くさり目が伸びすぎてしまうのです。

ビーズがレース針の根元から逃げてしまったら、慌てずに、またビーズをしっかり引き寄せなおして、しっかりと左手の指でレース針ごと押さえて下さいね。

3)で「しっかりビーズを支える」をしないと、レース糸を引き抜く力が一定になりませんので、鎖編みの目がどうしても大きくなりがちで、編み地もそろいません。

また、4)で、糸を引き抜く際に、ビーズに気を取られて、左手の人差し指が下がってしまったり、右手のレース針を支える右手の人差し指で、ビーズを支えようとすると、レース糸が緩み、こちらも編み地がそろわなくなります。

ビーズを支えるのは、あくまでも「左手の親指と中指(*)」、それ以外の指は、ビーズに触ることは我慢しましょう。

(*)左利きの方は、「右手の親指と中指(*)」になります。


⑵対処法

前の章でも触れましたが、
編み地の目の大きさをきれいに揃えるためには、1章で述べました

3)鎖編みの目の高さをビーズの高さに合わせたら、左手の親指と中指で、しっかりとビーズを支えながら、引き抜き抜くこと。

4)糸をかけて引き抜くとき、左手の人差し指をしっかりと立てて、糸を張った状態で引き抜くこと。
  その際にも、軽くレース糸を引いて、目の高さをビーズに合わせます。

が大切になります。

3)には、1)のビーズをしっかりとレース針の根元に引き寄せておくこともとても大事です。

また、目の高さがビーズの高さより低い状態で、糸を引き抜くと、前章で書きました通り、これはまた、編み地がうねって回転してしまいますし、最後の引き締めで、ぎゅっと引きすぎると、これもまた、編み地がうねってしみますので、軽く引き締めてあげます。

〇ビーズの高さにくさり目の目の高さを合わせること。
〇糸をしっかり張った状態で、ビーズを左手の親指と中指でしっかりと支えながら、糸を引き抜くこと

この2点をまず頭に入れて、編んでみましょう。

意外に難しいのは、これも先ほどの章で触れましたが、左手の親指と中指だけで、ビーズを支えること。
ビーズのレッスンで、いろいろな方を拝見してきましたが、始めのうちは、(右利きの場合は)どうしても右手の指で、引き寄せてきたビーズを触りたくなる傾向が強いようです。

もちろん編めないことはないのですが、実はこの「編めないことはない」のが、厄介で、編めなければ右手の指は登場しないのですが、右手の指で引き寄せてきたビーズを支えても、編めることは編めますので、これをしないようにするのが思いのほか、大変だったりします。

ここで、鎖編みを使ってビーズを編む場合には、「右手の指で引き寄せたビーズを触らない(*)」ということに気をつけてください。

(*)ほかのペレンクロッシェ、チューブクロッシェなどは、右手の指でビーズを寄せなければなりません。編み方によって、正しいビーズの引き寄せ方があります。

また、講師の方によっては、「ビーズクロッシェの鎖編み」でも、「右手で寄せる」ことを推奨される場合もありますが、鎖編みにビーズを編みこむ場合、右手でビーズを寄せると緩みやすく、初心者の方には特に難しいですので、私はあまりお勧めしません。

まずは、左手の親指と中指で、しっかりとビーズを支えて、編んでくださいね

基本の鎖編みのビーズクロッシェで楽しむ

⑴ビーズクロッシェ、基本の鎖編みのまとめ

以上、長々と述べてしまいましたが、

まずは、

〇ビーズの高さにくさり目の目の高さを合わせる

ことだけを意識して、編んでみましょう。

それで、途中まで編んでみて、うまく編めない、ビーズが一列に並ばないと思われたなら、

1)編み地がうねって、回転してしまっているか。
2)編み地の目がそろっていないか。

のどちらかかを見極めて下さいね。

そして、その状態より「もっと綺麗に編みたい!!」と思われたら、レース針を目から外して、思い切って解いて編みなおしましょう。

何回も編んで解いてをすると、レース糸が痛んでしまいますが、1,2回解くくらいでしたら、そんなに糸も傷みませんので、解いて編みなおして頂いた方が気持ちが良いです。

それぞれの対処法をご覧になって、対処くださいね。

もし、それ以外で、お困りの場合は、ホームページの問い合わせから、お問い合わせください。

私の勉強にもなりますので、ぜひよろしくお願い致します。

もう一度、編み方の詳しいポイントを。

1)ビーズはレース針の根元に接触するくらいしっかりと引き寄せること。
 中途半端にレース針との間に隙間があるタイミングで編みこんでしまうと許し編み地になってしまいます。
 逆にレース針にのるくらい引き寄せすぎた位置で編みこむと、編みにくく、きつすぎる編み地になります。

2)鎖編みの目の高さを、引き寄せたビーズにきちんと合わせること。

 こちらは作品のデザインによります。こちらの作品は、編み込んだビーズがきれいに一列に並ぶようなデザインの場合、とても大切ネコとです。
 鎖編みの目の高さをビーズに合わせないと、編み込んだビーズはきれいに一列に並ばず、うねったり、編み地が回転したりして、こちらの作品の完成画像のようにはなりません。十分注意してください。

3)鎖編みの目の高さをビーズの高さに合わせたら、左手の親指と中指で、しっかりとビーズを支えながら、引き抜き抜くこと。

 (左利きさんの場合は、右手の親指と中指で)
ここで、しっかりとビーズを左手の指で押さえて支えないと、レース針に糸をかけるときに、ビーズがレース針の根元から離れて
 しまいます。画像のように左手の中指でレース針ごと支えてあげると、引き寄せた時にビーズが逃げていきません。

4)糸をかけて引き抜くとき、左手の人差し指をしっかりと立てて、糸を張った状態で引き抜くこと。
  その際にも、軽くレース糸を引いて、目の高さをビーズに合わせます。

いかがでしょうか。

ぜひ、ビーズクロッシェで素敵なネックレスを編み編みしてくださいませ。

もう一つ、最初に、「鎖編み一目にビーズを複数個入れた」編み方とは、編み方のコツが違うと述べましたが、また、これは別に書きたいと思います。

「鎖編み一目にビーズを複数個入れた」編み方は、「ループクロッシェ」と呼ばれ、こちらに紹介したネックレス作品とは、また違った印象のボリューミーな作品となります。

また、「鎖編み一目にビーズを一つずつ入れて編む」編み方と、この「ループクロッシェ」を組み合わせた編み方もあります。
リトルビーズビレッジの楽天ショップでは、いろいろなタイプの編み方のネックレス作品がありますので、よろしかったらリンクよりご覧くださいませ。

⑵ビーズクロッシェの鎖編みネックレス作品のアレンジのアイデア

最後に、こちらのチューリップ株式会社製「アクアマリンのロングネックレス」のアレンジ例を画像でご紹介します。

せっかくハンドメイドで作るのだから、キット作品のアレンジも楽しみたいですね。

アレンジ例として、ピンク系とアイボリー系で編んでみました(*1)。

作品の雰囲気として、はっきりとした原色カラーよりも、ちょっとくすんだカラーの方が合うのではと思い、くすみカラーの丸大ビーズを使っています。
ファイアポリッシュも同系色のものを用意してみました。

ウッドビーズは、キット作品のものと、同じ大きさのものを使っています。雰囲気が変わりますよね。

実は、こちらのチューリップ株式会社製のビーズクロッシェキットは、作品のカラーアレンジも掲載されている「レシピブック」が別売で販売されています。
画像のアイボリー系は、こちらのレシピブックのカラーバリエーションを参考に致しました。

大変お手頃なお値段で、ビーズクロッシェの基本の道具、基本テクニック、レシピ5種(鎖編み作品2作、ループクロッシェ作品1作、ペレンクロッシェ作品2作)とそのカラーアレンジが1作ずつ、計10点の作品が楽しめます。
ビーズクロッシェ初めてさまにお勧めです。
ただし、色違い作品を楽しむ場合には、著作権を侵害しないよう作品の商業利用は、くれぐれもご遠慮ください。

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