乃木坂46の齋藤飛鳥・山下美月・梅澤美波らが出演するドラマ版「映像研には手を出すな!」(毎週火曜夜1:28-1:58ほか、TBSほか※MBSでは毎週日曜夜0:50-1:20)の第2話が4月14日までに放送された。CGも駆使して表現された浅草(齋藤)らの妄想シーンなど圧巻の映像表現に、原作ファンやアニメ版のファンからも驚きの声が上がっている。(※以下、ネタバレがあります)
浅草氏、プロペラスカートで空へ!
「映像研には手を出すな!」は、「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中の大童澄瞳による同名コミックが原作。“最強の世界”を夢見てアニメーション制作を志す3人の女子高校生の姿を、独特な世界観で描き出す。同一キャストによる映画版も近日公開予定となっており、ドラマは映画に先駆けての放送。
アニメが好きで人並み外れた想像力をもつ、極度の人見知り女子高校生・浅草みどりを齋藤飛鳥が、浅草の中学からの同級生・金森さやかを梅澤美波が、カリスマ読者モデルでアニメーター志望の少女・水崎ツバメを山下美月が演じる。
第1話で運命的な出会いを果たし、アニメを作ることを決意した浅草、金森、そしてツバメの3人。第2話では3人が独自に部を設立することを決め、大・生徒会と折衝したり部室や顧問を探したりといった活動を開始した。
やっと手に入れた部室は校舎から遠く離れた通称位置にあるボロ小屋で、通称・“彼岸”。だがツバメは「机はここ! ここでアニメを描いて、ここに本棚! ソファーはここ。水槽には熱帯魚!」、そして浅草は「場末のボロ小屋たぁ世を忍ぶ仮の姿。中は特務機関の研究基地だ!」と妄想を爆発させた。
さらにその言葉に合わせ、妄想爆発の映像が展開。ツバメが妄想した室内装備が鉛筆画のようなラフなイメージが展開したと思えば、浅草が想像した壮大な秘密基地の妄想はCGを駆使して具現化。妄想の産物である“プロペラスカート”を装着し、鮮やかに飛翔!特殊有機ガラス製のブレードを回転させ、ものすごい風の中ふわりと空中に舞い上がった。
1話に続いて展開した壮大な妄想シーンに、視聴者からは驚きと興奮の声が続出。SNSでは、原作ファンやアニメ版ファンとみられる視聴者からの「あの世界観をCGで完璧再現!すごく面白い!!」「プロペラスカートがリアルすぎる。最後、ぷしゅーって畳むところが浅草氏の落ち込みを表現してるのもさすが」「最強世界の妄想が実写ドラマならではの仕上がりで嬉しい!原作ともアニメとも違う」「原作、アニメ、実写がそれぞれの解釈で面白い作品を作ってる!!」といった高評価の声が飛び交った。
原作、アニメ版ともに多くのファンを持つ「映像研には手を出すな!」。原作やアニメ版の人気が高いほど、実写版に厳しい声が上がる可能性も高まるが、ドラマ版ではCGを駆使した映像ならではの表現でがっちりと原作ファン、アニメ版ファンの心をもつかんでいる。
「映像研には手を出すな!」第3話あらすじ
「映像研には手を出すな!」第3話はMBSで4月19日(日)、TBSでは21日(火)深夜に放送する。
「ヒマそうだから」という適当すぎる理由で、顧問が教師の藤本(高嶋政宏)に決まり、たまたま撮れた衝撃映像がテレビで放送されて学内で注目を集めた映像研に、期間限定で同好会としての仮認可裁定が下った。正式認可に向けた次のハードルは、2カ月後の全部活・同好会対象の予算審議委員会でしかるべき活動実績を発表すること。3人は、さっそくオリジナルアニメの制作に取り掛かろうとする。
藤本が使用を許可したボロボロの部室を修理し、水崎家から豪華なソファも運び込まれ、なぜかアニメを作るための動画机までが都合良く手に入った。準備は整ったかのように思えたが、なかなかシナリオが浮かばない浅草と、シナリオがないと絵が描けないツバメ。しびれを切らした金森は、「だったら、私が考えた企画で!」と宣言し、すでに用意していたアイデアを自信満々に披露する。
金森が披露したアイデアは、パンのヒーローや引き出しから現れるロボットなど、日本人なら誰もが知っているアニメのパクリばかり。浅草は、パクリ作品なんて絶対にゴメンだとばかりに一念発起。ついにネタ帳のスケッチブックを2人に見せる。