第72回新聞週間(15~21日)を前に四国新聞社が県内の高校、企業・団体を対象に募集した第60回高校新聞、第36回社内報コンクールは、最高賞の最優秀賞に高松東高と百十四銀行が決まった。高松東高は2年ぶり23度目、百十四銀行は5年ぶり9度目。表彰式は27日午前10時から四国新聞社である。
高校新聞は昨年より1校多い10校、社内報には昨年を1団体上回る13企業・団体が応募、編集局内9人の審査員の順位投票による合計ポイントで選んだ。
高校新聞で最優秀賞になった高松東はタブロイド判、8ページの構成。フロントページは東高祭。令和最初の文化祭を大小のカラー写真を添付してインパクトある紙面に仕立てた。2ページ以降は「ふるさと香川への愛着」をテーマに特集。琴平町の旧金比羅大芝居(金丸座)や瀬戸内芸術祭でにぎわう高松市女木島・男木島の魅力を取材し、伝えた。
優秀賞に決まったのは、「青春(アオハル)」をテーマに今時の高校生の意識や考え方を調査した香川中央(ブランケット判、4ページ)と、今後発生が予想される南海トラフ地震に関した特集が光った高松桜井(ブランケット判、4ページ)。
社内報で最優秀賞となった百十四銀行(A4判、38ページ)は、働き方改革が叫ばれる中、「一人ひとりが輝く職場への挑戦」をテーマに掲げた。仕事編と家庭編に分けて、「男だから・女だから得すること、損すること」を行員810人にアンケート。幹部らのインタビューも交え、女性がもっと活躍できる職場づくりなどを探っている。
優秀賞には、創立60周年の記念式典の模様を印象的な紙面構成でレポートした新日本印刷(A4判、34ページ)と、刻々と工事が進む新本店ビルの建設状況を写真で紹介した香川銀行(A4判、37ページ)が選ばれた。