社会問題化する「ネット・ゲーム依存症」から子どもたちを守ろうと、善通寺市教委は24日、市内の全8小学校、2中学校の児童・生徒約2320人に啓発用の標語などを掲載した2020年カレンダーを配布した。生活リズムが不規則になりがちな長期休暇前の終業式に合わせて手渡し、各家庭で家族と話し合ってもらう。写真㊤は、平岡市長(右)に「ネット・ゲーム依存症」の啓発用カレンダーを手渡す連合児童会・生徒会の代表=善通寺市役所
カレンダーはポスターサイズと卓上サイズの2種類。8月に市内で開かれた連合児童会・生徒会で、各校の役員を務める子どもたちが「メディアの使い方を見つめ直そう!」をテーマに話し合い、制作したキャラクターのイラストや標語などを印刷している。
同市生野町の南部小学校(有岡孝子校長)では、終業式後に運営委員会の児童6人が全校児童を前にネット・ゲーム依存症について説明。「勉強 ゲーム しっかり切り替え オンとオフ」「使い方 あなたしだいで 善にも 悪にも」などカレンダーに採用されている標語を紹介し、各学年の教室を回って注意を呼び掛けた