8日午前、高松市屋島西町の住宅街で、親子3人が乗った自転車がイノシシに衝突されて転倒、2歳の男児がけがをする事故が起きた。現場周辺は県内でもイノシシがよく出没するスポットの一つ。毎年9~11月は市街地に最も多く現れる時期でもあり、県などが注意を呼び掛けている。
8日午前8時15分ごろ、高松市屋島西町の市道三差路で、息子2人を乗せた近くの主婦(33)の3人乗り自転車に横から走ってきたイノシシが衝突した。自転車は転倒し、前の座席に乗っていた四男(2)が頭を打って軽いけが。小学4年の次男(9)と母親にけがはなかった。イノシシはそのまま走り去った。
高松北署や市によると、イノシシは成獣とみられ、自転車が三差路で一時停止したところ、横からぶつかってきたという。現場は屋島西小学校から北約700㍍の住宅街。
イノシシの逃走を受け、同署はパトロールを強化し、市職員や地元の猟友会も周辺を巡回。屋島西小が給食の時間に全校放送で児童に注意を呼び掛けたほか、市少年育成センターは下校時間帯に通学路などで見守り活動を行った
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