道北の日本海側では50年に1度の記録的な大雨となり、川の氾濫や土砂崩れなどの被害が出ています。
稚内市や利尻・礼文島では7日午前11時までの24時間で、8月1か月間の平均に匹敵する量の雨が降りました。
礼文町では午前5時までの1時間で、観測史上最大となる50.5mmの非常に激しい雨となり、住宅地で浸水の被害も出ています。
礼文町民:「商店の中に水が10cmぐらい入っている状態。(通行止めで)他の地区への行き来がまったくできない状態です」。
また気象庁によりますと、利尻島では50年に1度の記録的な大雨となり、利尻富士町鴛泊では道路沿いの崖が崩れました。
稚内市内ではクサンル川とチララウスナイ川が氾濫しました。避難指示が利尻町と利尻富士町に避難勧告が、この2町と稚内市と豊富町に発令されました。
稚内市では14の避難所に最大79人が、他にも礼文町では111人、利尻富士町では89人が避難しています。
避難した人:「(Q.家は川の近く?)川のそば。(Q.家は大丈夫?)大丈夫ではない気がするが、どんどん水位が上がってきていますから」。
午後3時40分までの24時間雨量は礼文町で170ミリ、稚内市で151.5ミリ、利尻富士町では8月1カ月で降る雨の1.5倍以上の153.5ミリを記録しました。
雨のピークは過ぎましたが、今後も土砂災害への警戒が必要です。