高松市の屋島山頂、東側が見渡せる談古嶺展望台には午前5時30分ごろから大勢の見学者が訪れた。厳しい寒さで空気が澄む中、午前7時10分ごろ南東方向の山陰から太陽が顔を出すと歓声が沸き起こった。
黄色く染まる志度湾と太陽をスマートフォンで2ショット撮影する人や願掛けの「かわらけ投げ」をする人もみられた。
同市屋島西町から来た木村伊佐夫さん(77)は「16年連続で初日の出を見に来ている、雲も無く、平成の次の元号を祝うかのように美しかった」と話した。
同市鬼無町から親子4人で訪れた鎌田秀久仁さん(38)は「屋島の初日の出を見るのは初めて、次の元号で子どもが希望が持てるような時代になる予感がするきれいな日の出だった」と話した。
新年早々、高松市庵治町沖には縁起物のタイを狙う釣船が次々とくり出し、初日の出を拝んだ後、競うように竿(さお)を手にする姿が見られた。