「まとめノート」で知識の穴をうめる
理科は「物理」「化学」「生物」「地学」から構成されています。
四つの分野は深いところではそれぞれが関連していますが、表面的には結びつきがとらえにくいのが実情です。
受験生の多くは、各分野について「個別の知識」としておぼえているのではないでしょうか。
また、それぞれの単元に対しても、ところどころに知識事項の「穴」がある場合が少なくありません。
夏休みが始まるまでのこの時期を利用して、テキストを最初のページから読みこみ、忘れている知識事項がないかどうかを確認しておくことをおすすめします。
この作業といっしょに苦手にしている部分を洗い出し、それらを克服する取り組みを夏休み中に進めます。
単元ごとに重要な部分をまとめたノート(まとめノート)をつくることも効果的です。
図や表もみなさんがまとめるのが理想ですが、時間的な制約があるなら、コピーをはってもかまいません。
ノートをつくることで、それぞれの単元の全体像を見わたし、重要な部分をとらえやすくなります。
図や表について自分でコメントなどを書き入れると「ここが大事なポイントなんだ」と、意識できるようになります。
夏休み中は「物理」や「化学」を中心に、計算をともなう問題にも意識的に取り組みます。
理科では割り切れたり、暗算で答えがでたりする計算は、まずありません。
必ず式を立て、筆算で解く習慣を身につけます。
比例の関係にあるものを見きわめるなど、計算問題に慣れておくと、本番での得点源にもなります。(麻布個人指導会・吉場大祐先生)
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次回は「社会」の勉強法です。
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