東かがわ市帰来の山あいにある私設公園「芝桜富士」で、シバザクラが見頃を迎えている。山の斜面など約3500平方メートルに約10万株が植えられており、一面に広がる花のじゅうたんが家族連れらを楽しませている。
シバザクラは、近くの森本芳明さん(66)が2006年ごろから家族と協力して育てている。毎年株数を増やしており、今年は昨年の約9万5千株から5千株増やし、ついに10万株の大台を突破。遊歩道やベンチなど周辺環境も整備し、私設公園として一般公開している。
公園では14品種のシバザクラを植えており、山の斜面を富士山に見立て、山頂部分は雪をイメージして白色を植栽。薄い青色や紫色、ピンクなど全体の見栄えがよくなるよう、色分けして植えている。
今年は日当たりのよい山の中腹はすでに花の盛りを迎え、中腹から上の斜面も今後1週間程度で満開になる見通し。森本さんは「今年は過去最高だった昨年を上回る出来。海も見えるいいロケーション。一人でも多くの人に見に来ていただけたら」と話している。
入園料は中学生以上300円。公園内の山小屋カフェでピザなど軽食を提供しているほか、お花見弁当(要予約)もある。場所は国道11号の東かがわ市松原交差点の西約100メートルにある三差路を南へ約700メートル。
問い合わせは芝桜富士〈090(2820)4822〉。
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