小豆島特産のつくだ煮を食べ比べ、おいしさナンバーワンを決めるイベント「島めしフェスティバル2019~小豆島佃(つくだ)煮王決定戦~」が、小豆島町室生の小豆島ふるさと村で開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、食を楽しみながら島の地場産業の魅力を再認識した。
島内のつくだ煮メーカーに勤務する有志が、食品産業の活性化などを目的に小豆島、土庄両町などと実行委をつくって9月29日に開催。地元の食品製造業者12社がそれぞれ自慢のつくだ煮を持ち寄り、ブースを設けた。
参加者はご飯(約200グラム)が盛り付けられたトレーを受け取り、12社のブースを巡回。各ブースでは社員らが商品をアピールしながらトレーにつくだ煮を載せていった。12種類のつくだ煮がトレーにそろうと、家族連れらは思い思いの場所で「どれもおいしい」などと談笑しながら食べ比べ。食べ終わると、割り箸を投票券代わりにして1人2票を意中のつくだ煮に投じた。
家族5人で訪れた土庄町肥土山の高本碧(みどり)さん(36)は「つくだ煮は家庭でも食べるが、このイベントはいろんな種類が食べられるので楽しい」と話した。
投票の結果、1位となる佃煮王には「ししゃもきくらげ」(丸虎食品工業)が輝いた。2位には「ゆずオリーヴオイルわかめ」(小豆島ヘルシーランド)、3位には「パラパラ昆布ふりかけ さざなみ」(安田食品工業)と「子持ちあらめ」(島乃香)が選ばれた。
会場ではクレープやドーナツなどの販売コーナーが設けられたほか、島内の園児や高校生らのステージやアトラクションもあった。
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