明治、大正、昭和時代の生活を支えた道具を紹介する「道具とくらしのうつりかわり」展が高松市玉藻町の県立ミュージアムで開かれている。電気がなかったころの洗濯板や炭火アイロンをはじめ、昭和30年代に普及した電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒テレビの「三種の神器」もあり、それぞれの時代の世相や人々の暮らしぶりなどがよく分かる内容となっている。2月24日まで。
道具の変遷をたどりながら、人々の生活がどのように便利になっていったかを知ってもらおうと企画。今回は、同ミュージアムの所蔵品を中心に計43点が時代ごとに展示されている。
電気が普及する前の道具としては、鉄の重さと中に入れる炭火の熱でしわを延ばす炭火アイロンや氷冷蔵庫、洗濯板などを紹介している。
扇風機や電気スタンドなど今でも使われているものや、今では見られなくなった白黒テレビや炊飯器などもあり、来場者の中には使用していた当時を懐かしく感じる人もいるという。
電化製品では、初期のビデオテープレコーダーや電子レンジ、日本語ワードプロセッサーなどが並んでおり、現在のコンパクトな最新型との違いが技術革新のすごさを伝えている。
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