県内で、警察官や役場の職員をかたってキャッシュカードを渡すよう求める不審な電話が相次いでいる。21日から27日までの1週間に高松以西で40件確認されており、ケースによって成り済ます職業を変えるのが特徴。県警生活安全企画課は「同一グループが二つの手口を使い分けている可能性がある」として、注意を呼び掛けている。
同課によると、高松や丸亀、観音寺市などの60~90代の自宅に不審な電話が頻発。警察官をかたる場合は「押収した詐欺グループの名簿にあなたの名前があった。キャッシュカードが悪用されている可能性がある」などと不安をあおってカードを渡すように要求するらしい。
役場の職員をかたる場合は「還付金がある」として銀行の口座番号を聞き出した上で、キャッシュカードの期限切れの可能性を理由にカードの交換を求めるという。
同課は、不審な電話があった場合は最寄りの警察署や警察相談ダイヤル「#9110」への連絡を求めている。
外部リンク